畠山千春さんの、おもしろカッコイイ生き方に感銘を受ける。

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先日、畠山千春さん出演のトークイベントに行ってきました。
福岡県糸島での生活についてがテーマ。

畠山さんは鳥などを絞めて食べる「と殺ワークショップ」をやられていて、しばしばブログが炎上していることで有名です。

畠山さんの今の生活

もともとは関東に住んでいたとのこと。
東日本大震災で関東にインフラのもろさなど色々と思うところがあり、糸島に移住。

現在は自給自足を目指して、糸島にある古民家を友人とシェアして住んでいるとのこと。
水道もなく湧き水で暮らしているのだとか。この時代に湧き水…。

食べ物は基本、畑と水田と狩猟で調達しているそうです。
月の食費が1人1,000円台なんだとか。信じられない。

畠山さんは猟師なので、野生のウサギやイノシシも狩るらしく。もちろん食べるためです。
でもそういう肉を食べるのは本当にたまにで、基本は野菜生活なのだそうです。

もうここまで聞くだけで驚きの連続です。

この生活ぶりも彼女のブログで見ることができます。

田舎は忙しい。スローライフを楽しむなら東京がいい

「スローライフを楽しむなら東京がいいと思います。」と言っていたのが意外でした。
お金があれば何もしなくていいから、東京の方が楽だよとのこと。

でも田舎ではお金があってもそうはいきません。
何かをもらったお礼にお金を渡すということは成り立たず、物々交換が基本とのこと。お金があっても意味がない。

なので、何かあげられるものを作る、もしくは何かを手伝うなど、お金以外のもので返していく必要がある。
自分のやれることをやらなければならず、スローな生活とは案外程遠いとのこと。

また田舎は田舎で、コミュニティでの出ごとはあるし、結構忙しいらしいです。
でもそこでコミュニケーションを取っていくのですね。

よそものとしてその地域に住まわせてもらっているのだから、今までそこに住んでいた人たちが守ってきたものを一緒に守っていくと話していたのが印象的でした。

とはいえ現金は必要

とはいえ、全くお金を使わないわけにはいかない。

ので、住んでいる古民家を開放してワークショップをしたり、有料で農業体験にきてもらって現金を稼いでいるとのこと。

都市部に住んでいる人は田舎の体験をしたいし、それを提供することで対価を得るというお互いの需要と供給を満たした形になっているのですね。

生き方自体がコンテンツ

僕らからするととてつもなく不便なはずですが、とてもイキイキとしていて楽しそうでした。

あの行動力があればなんでもできそうだなあという、エネルギッシュな方でした。
糸島にツテは全く無かったそうですが、人から人に紹介されて、どんどん広がっていったらしいです。

ここまで尖れば生き方自体がコンテンツになりますね。僕らはそれをネットを通じてコンテンツという形で消費するというのも現代っぽい。

そうかー、高エネルギー体の人は行動自体がコンテンツになるんだな。

ここまで楽しそうに見せられると、自分も何か行動しないと損だなって思えますね。
もちろんそれが田舎への移住をしなきゃってことではなく、やりたいことをやるって意味で。

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