ロジクール「MX MASTER 2S」レビュー!使っていて楽しい、基本性能高すぎで満足度高すぎのハイエンドマウス!

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マウス。

私のメインの仕事はWeb関係のデザインだったりコーディングするわけですが、マウスにはこだわっています。

キーボードとマウスの操作感はダイレクトに入力に影響するものなので、マウスのチョイスが快適に仕事をするためのキモと言っても過言ではない!という持論。

1日中触り続けるものだし、本当に気に入ったものを使いたいと思っています。

新マウスを探し始めた理由

今までメインで使っていたのは、M500tというロジクールの有線マウス。

これ、他のどんなマウスよりしっくり手になじんで、もう手の一部のように扱っていました。
かれこれ10年以上M500t一筋です。もうこれがないと仕事にならん!というくらいでした

一時期、無線マウスが欲しくて使ってみたこともあるのですが、重さや使い心地に慣れることができず、やっぱりこのM500tに戻ってくるのでした。

最近、とある仕事で、2台のPCを同時に使う必要が出てきました。
それぞれのPCにマウスとキーボードが接続されているので、机の上がケーブルだらけで大変なことに。

M500t、最高に使いやすいのだけど、有線だけはどうしようもない。机の上をスッキリさせるという意味では、やはり無線が良い。

ということで、ワイヤレスでしっくり来るマウスを探しはじめました。

でも10年以上使い込んだマウスに変わるモノと来ると、相当気に入るモノじゃないといけませんぞ。

実機を触りにいく

実際に触りたかったので、ビックカメラへ。

そこで見つけたのが、ロジクールの「MX MASTER 2S」です。
どうやら最近発売された最新機種の模様。

触った感じやクリック感も悪くない。見た目もカッコイイ。これも重要。でもちょっとデカイかな。結構気に入ってしまいました。

その他にめぼしいものも見つけられず、買うとしたらコレしかないという状況。
やっぱりロジクールのマウスは頭ひとつ出ている気がします。

というわけで、このマウスに賭けてみることにしました。

価格はマウスにしては高額な1万円。
でも、こいつが今後の相棒になるのであれば、高い買い物ではありません。

外観

さすが高級だけあって、箱からしてちょっと豪華。

黒をベースにエメラルドグリーンが映える。

マウスの外観もカッコイイです。質感もなかなか。所有欲をくすぐってくれますね。
常に触るものだから、外観の良さも非常に重要です

色は「黒・紺色・グレー」の3色が用意されているのですが、今回は実際に見て一目惚れした紺色の「ミッドナイトティール」にしました。なにこのネーミング。カッコイイ。

この佇まい。かっこええなー。

マウスの表層はいくつかのパーツから成っているのですが、マウスボタン・手の腹が当たる部分・ソールなどが、それぞれ違う素材でできています。いろいろな耐久性を考えて作られているのでしょう。このこだわり、たまりません。

親指を置く場所は、3Dのポリゴンのテクスチャのような三角形がたくさん組み合わさったような素材。

独特の形状。

ここ、ほんと独特なんだけど、滑らかな仕上げよりこっちの方がいいのかな?
少しゴムっぽくもあり、ざらっと引っかかりがある感じが有機的で個人的にはとても好きです。地味に薬指の方にもこのテクスチャが付いています。

マウスホイールも、そこらのマウスのホイルとは違います。
ホイル自体にはギザギザの切り込みが入ったパーツが巻きつけられ、その回りは高級感のある銀色。
このホイル、遠くから見ると銀色のメッキの部分がキラリと光るんですけと、これがまたカッコイイ。

マウスホイルも一味違う。

基本の操作感

BluetoothかUSBのレシーバーで接続します。

今回はMacとBluetoothで接続。
懸念していた操作感の遅延もなく、とてもスムーズに動きます。

机に接する底面の素材がとても良くできていて、スルスル動いてくれてとても気持ち良い。
昔に流行ったゲームセンターにあるエアーホッケーを彷彿とさせます。

メインのクリックボタンは、さすがの使い心地。これすごく良い。
カチッカチッと、バネの跳ね返りがとても心地よく、鋭い良い音が出ます。仕事できるぞ感を演出できます。

ただ、全体的にちょっとデカイなーという印象。甲高です。
ここは今までのマウスと感覚が大きく違うところ。

そして重め。バッテリー内蔵だし重くなることは覚悟していたのですが、ずしっと来ます。
ただ、マウスは軽ければ軽いほど良いというものでもないので、これは使い込んで感覚を確かめていきたいポイント。

この大きさと重さが、グリップ力を高めて操作感を向上させてくれるのかもしれません。

サブボタン

僕がMacを操作する上で欠かせないのが、MissionControlです。これをバンバン多様するので、マウスの一番押しやすいサブボタンにMissionControlを割り当てたい。

「MX MASTER 2S」にはサブボタンが数カ所用意されています。
とりあえず一番押しやすい、サイドにある大きい方のボタンに設定しました。ここが一番しっくり来ました。

このサイドボタンにMissionControlを設定。

設定は、Logicool optionsというアプリケーションで行います。
システム環境設定ではなく、アプリになったんですね。

白丸の部分にサブ機能を割り当てることができます。

サイドの大きなボタンの上には、小さなボタンもあります。これ押しづらい…
けれどもいろんな試行錯誤の上に出来たボタンだと思うので、使い込んでみると案外良いのかもしれませんが、まだ積極的に使いたいとは思えません。

マウスホイルの押し込みにも設定ができるのですが、このボタンも押しにくくないですかね
ホイルがジャリっと動くので不安定で、あまり好みではありません。

ちなみにM500tでは、「マウスホイルを左に傾ける」というボタンがあって、そこにMissionControlを設定していました。あれ地味に慣れ親しんだ操作だったのですが、「MX MASTER 2S」ではマウスホイル傾けるボタンはありません。残念。

また、実は親指を置く部分の下がサブボタンになっています。これも微妙に押しづらい。これを使いこなせたら便利なのかもしれないけど、今のところあまり用途が思いつきません。
さらにこのボタンを押しながら前後左右にマウスを動かすことで、機能を発動することができます。でも、ハイパー使いづらくてこの操作をする気にならない。

結局いまのところ、サイドにある大きめのサブボタンしか事実上使っていません。

マウスホイール

ロジクールのマウスホイールのポイントと言えば、フリースピンとラチェット(カチカチスクロール)が切り替えられることです。

ホイルの下にあるボタンで、挙動を切り替え。

フリースピンにすると、ホイル自体に引っかかりがなくなり、コマのようにいつまでも慣性で動き続けるというやつですね。これによって、長いスクロールがめっちゃ早いってやつです。

フリースピンはあまり使うシーンがないので、私はラチェット派です。

このラチェット、ホイルをぐるぐるっと1〜2回素早く回すと、一瞬自動的にフリースピンモードに切り替わります。その後、自動的にラチェットに戻ります。長いページを見ている時はこれが地味に便利。よくできた機構だなあ。

数日使ってみての雑感

使い始めは全く慣れずに、肩も凝るし、前のマウスの方が良かったなあと正直思っていたのですが、人間、慣れるもので、3日ほど使うと大分慣れてきました。人間ってスゴイ。

なんせ、10年以上も使い込んでいるM500tからの乗り換えなので、1日や2日程度でさくっと慣れることなんか出来ないのは当然。

感覚としては今までは、ルパン三世が乗っていたような軽くて取り回しの良い車から、急に現代の高級車に乗り換えたような感覚。

違う形をしたモノである以上、感覚のズレというのは仕方がありません。
でも数日使ってみて、これから徐々に慣れていけそうな確信があります。

買い?

悩んでいるなら買いです!
マウスなんてやっぱり使ってみないとわかりません。そして慣れの面もとても大きい。

なので、気に入ったら買ってしまって損はないと思います。それくらい完成度が高く、それに比例して満足度も高い。クリックは気持ちよいし、マウスの動作の精度も高いです。基本動作に関してはストレスが全くありません。ここ重要です。

初めの数日は、どうしても使い勝手が悪いと思いますが、慣れます。
10年使い続けたお気に入りのマウスがあった僕でも乗り換えられたので、適用できると思います。
そして慣れてきてからの馴染み具合が半端ありません。使っていてこんなに楽しいマウスはなかなかないと思います。

ただ、やっぱりちょっとサイズが大きい。
手の小さな方が使うには人を選ぶと思いますので、実機を触ってみることをオススメします。

これからどんどんと馴染んでいってくれることを期待して、使い倒していきたいと思います。

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