「文化庁メディア芸術祭」の受賞作品展!生原稿や設定画が、惜しげもなく展示されています。

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先日の上京時、なにか面白そうな展示やってないかな? と調べたところ、国立新美術館で「文化庁メディア芸術祭」の受賞作展があることを発見。しかも無料!

というわけで、国立新美術館に行ってきました。

マンガ部門とアニメーション部門が興味深かった

会場内は基本的に撮影自由です。

日本では、この類の展覧会はほとんどが撮影禁止なので逆にびっくりしたのですが、撮影OKの方がなにかと話題を呼びますよね。

かなり広いスペースにたくさんの展示があるのですが、特に興味深かったのが、マンガ部門とアニメーション部門。

マンガ部門

マンガ部門では、漫画家さんの生原稿が展示されていました。

普段あまりマンガを読まないので、知らないタイトルばかりだったのですが、そんな僕が見ても生原稿は圧巻でした。
魂がこもっていて美しいものですね。

このディスプレイでは、「ネーム」「下書き」「原稿」の3つを見ることができます。

生原稿の展示があったのは、下記の作品。

「ねぇ、ママ」「銃座のウルナ」「夜の眼は千でございます」「AIの遺伝子」「甘木唯子のツノと愛」「バクちゃん」「ニュクスの角灯」「BEASTARS」。

ほんとに一つも知らなくてすみません…。

アニメーション部門

アニメーション部門では「夜明け告げるルーのうた」「この世界の片隅に」と「舟を編む」の展示がありました。

「夜明け告げるルーのうた」は、ねむようこさんがキャラデザインなんですね。「午前3時の危険地帯」の絵がすごく好きなので、展示されていたイラストをまじまじと見てしまいました。

ここのショーケースでは、キャラデザインの設定画を見ることができます。当たり前だけどめちゃくちゃ上手い。
線の強弱や水彩のにじみ具合など、普段なかなか見られないプロの絵を目の前で見ることができます。

「この世界の片隅に」でも各種設定画が。
ものすごく細かいところまで設定されています。
ここまで出してしまって良いんだろうか。

「船を編む」のコーナーでは、絵コンテを見ることができます。
絵コンテの段階でここまで書き込むのか!と驚きました。

そのほかもバラエティに富んだ作品群が!

そのほか、現代アート風のムービーや、パペットアニメ、ゲームやVRの体験コーナーなど、バラエティに富んだ作品群を体験することができます。

無料でここまで見れてしまってよいのだろうか、と得した気分に。
特に、アニメーション好き、マンガ好きの方は必見です。

24日(日)まで開催中です。

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