台風が来た時の、降雨量に対する体感イメージを調べてみた

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2018年も強い台風がいくつもやってきています。

台風が来ると、天気予報では毎回「1時間に50ミリの大雨が…」などと表現されますが、イマイチ1時間に50ミリがどのくらいの規模なのか想像がつきません。

そこで調べてみると、気象庁のサイトに「雨の強さと降り方」の定義が乗っていました。

人の受けるイメージ、屋内での感じ方、屋外の様子などが「体感をイメージできる表現」でまとめられれていました。

雨の強さと降り方のイメージ

降雨量によるイメージは、下記のように表現されています。

10〜20mm未満:ザーザーと降る
20〜30mm未満:どしゃ降り
30〜50mm未満:バケツをひっくり返したように降る
50〜80mm未満:滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)
80mm以上:息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる

(降雨量は全て1時間単位)

うん、これはわかりやすい。
さらに詳細はこんな感じ。

10〜20mm未満

イメージ:ザーザーと降る
影響:地面からの跳ね返りで足元がぬれる
屋内:雨の音で話し声が良く聞き取れない
屋外:地面一面に水たまりができる

20〜30mm未満

イメージ:どしゃ降り
影響:傘をさしていてもぬれる
屋内:寝ている人の半数くらいが雨に気がつく
屋外:地面一面に水たまりができる
車内:ワイパーを速くしても見づらい

30〜50mm未満

イメージ:バケツをひっくり返したように降る
影響:傘をさしていてもぬれる
屋内:寝ている人の半数くらいが雨に気がつく
屋外:道路が川のようになる
車内:高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)

50〜80mm未満

イメージ:滝のように降る
影響:傘は全く役に立たなくなる
屋内:寝ている人の半数くらいが雨に気がつく
屋外:水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる
車内:車の運転は危険

80mm以上

イメージ:息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる
影響:傘は全く役に立たなくなる
屋内:寝ている人の半数くらいが雨に気がつく
屋外:水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる
車内:車の運転は危険

(参考)
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/amehyo.html

数字で言われてもピンと来ないので、このように、「日本語で体感できる表現」はイメージしやすくてわかりやすい。

ちなみに2mmくらい降ると、はっきりした雨と認識できるレベルのものらしいので、2桁に突入すると相当降ることがわかりますね。

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