【赤坂(福岡)ランチ】「天安」で目の前で揚げる絶品天ぷら。建物の雰囲気、ご夫婦の癒やしパワーがたまらない。

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赤坂(福岡)にある天ぷら屋さん「天安」に行ってきました。

赤坂駅真上の、一本北側にある交差点にあるお店です。

ぱっと見、景色になじみすぎて、交通量の多い交差点なのに見落としてしまいそうになります。

外観にはとても年季が入っていて、歴史を感じる建物。

年季の入った店構え

到着したのは13時15分ころ。

中に入ると、お客さんは誰もおらず、ご主人と女将さんが迎えてくれました。

店内は結構狭めで、見渡したところ小上がりテーブルが3つほどと、カウンター席が6席ほど。6席といっても、席の間は狭いので、4人くらいでいっぱいいっぱい。

実際、直後に3人組がやってきて、全員カウンターに通されたので、一気にカウンターは満席になりました。

ものすごく味があるお店で、調理場を含めて、歴史をかさねたことで醸し出される味がたまらない建物。

メニューは松1,300円、竹1,000円の2種類のみ。
ぱっと見たところ、お店の中にメニューは掲示されていませんでした。外にある看板にのみ書いてあるので、あらかじめ決めてから中に入りましょう。

今回は「竹」を注文。

揚げる様子を見学しながら待つ!

カウンターの目の前は調理場になっていて、ご主人が天ぷらを揚げる様子を間近で見ることができます。
こういう職人さんの手際を見るのは楽しいですね。

決して広いとは言えない調理場を最適化して、仕事がしやすいレイアウトになっているように感じます。

天ぷらは全部がほぼ同時に揚がってきました。
目の前のカウンターの竹細工のトレイの上に、次々と揚げたての天ぷらがセッティングされていきます。

内容は「エビ2本、イカ、白身魚、穴子(?)、ピーマン、ごぼう」というラインナップ。

いただきます!

それではいただきます。

やっぱり揚げたてはサクサクで美味しい。
身はどれもぷりぷりです。特にエビとイカのぷりぷり具合がすごかった。

大根おろし入りのさっぱりてんつゆがとっても美味しいです。

衣はゴツゴツ付いているように見えるのですが、とても軽い口当たり。
うーん、これはうまい。

赤だしの味噌汁も渋くて美味しかった。
白飯は結構多めに盛られます。お腹いっぱい。

これで1,000円ぴったり(消費税込みの価格)とは、恐れ入りました。

食べている間、女将さんが気遣ってくれて、頻繁に声をかけてくれました。
「かばんは隣の席に置いてね、後ろの畳に置いてもいいよ」
「お兄さん(という年齢でもないのだが、女将さんから見るとそういう年代なのだろうw)、お茶はまだ入っているかい」

ご主人も、職人さんにありがちな気難しい雰囲気は全くなく、落ち着いていて優しそうな雰囲気。
寡黙な雰囲気ながら、支払いの時にはにっこり挨拶をしてくれました。

女将さんも「また来てね、さようなら」と声をかけてくれて、なんだか癒やしがある空間でした。

ごちそうさまでした

久しぶりの揚げたて天ぷら、美味かった!
空間の雰囲気と相まって、天ぷらの美味しさが倍増する気がしました。

ちなみに、となりのお客さんは1,300円の松を食べていたのですが、3回くらいに分けて天ぷらが出てきていて羨ましかったです…。300円アップであれだけ食べられるなら松にすればよかったかなあ。

ごちそうさまでした。

「天安」
福岡県福岡市中央区舞鶴3-1-1
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40003629/

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