マラソン中のハイタッチで、力が出る理由を考察する

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マラソンを走ると、たくさんの人が沿道に応援に来てくれます。

僕もフルマラソンを走るのですが、ランナーにとってあの応援はものすごく力になるものなのです。

その応援の中に、「ハイタッチしましょう」という感じで、手をパーにして差し出している人がよくいます。

僕は初めは手を出しに行くのが苦手で、全然タッチすることができませんでした。

でもあるとき、ものすごくタッチしやすそうな手が出てきたのでついついタッチしてしまったんですね。

その時に感じた、不思議と力の出る感触。
本当にちょっとだけブーストできる気持ちになります。

それからは、特にマラソン終盤のタッチは積極的に叩きに行くようになりました。

この前に走った福岡マラソンでも、気温が高くてヘロヘロで走っていたのですが、特に後半はこのハイタッチにかなり力をもらいました。

ハイタッチは力になる。
が、どうして力が出るんだろうか。
なんとなくモヤモヤっとした理由を、明文化してみました。

理由1)タッチする時に笑顔になる

「苦しい時には笑え」と聞きます。
これはマラソンでもよく言われることで、笑うとツラさが軽減されると言われています。

ハイタッチをすると、お互いがほぼ例外なく笑顔になります。
それがツラさの軽減効果をもたらしてくれるのだと思います。

特にしんどい終盤は、気のせいでもなんでも良いので、とにかくちょっとでも回復するとありがたい。
無理やりにでも笑うきっかけをくれるのが、ハイタッチだと思います。

理由2)相手の手が冷たい

ランナー側は走っているので、体温が上がっています。
応援側はじっと立っているので、ランナーと比較すると手が冷たくなっています。

そのため、タッチすると相手の手がひんやり冷たいのです。
この温度差のおかげで、ちょっと冷静になれる気がします。

寒い中応援してくれてありがとう、という気持ちにもなります。

理由3)相手も嬉しい

応援側からしても、ランナーがハイタッチしにきてくれたら嬉しいもので。

特に子供はハイタッチしてもらうと「イエー!!!!」と喜んでいたりします。
7〜8人並んだ小学生などとハイタッチをすると、相手が狂喜乱舞してくれるので、それを見るとこちらも元気になりますね。

僕もマラソンを応援に行ったときに手を出しますが、ランナーが来てくれると無条件で嬉しいです。

理由4)非日常的

そもそも、他人と手をハイタッチすること自体、非日常的です。

しかも、ハイタッチで手を出している人って数人並んでいることが多かったりします。
数人並んだ人たちとタッチすることって非日常なので、この状況にテンションが上がります。

感謝をこめてハイタッチをする

特に終盤のキツイときのハイタッチは、思いがけず本当に力になります。
ハイタッチ用に手を出してくれている沿道の皆さんには感謝。

もし今まで、あのタッチをしたことがないランナーさんがいたら、ぜひやってみることをオススメします!

ハイタッチをしにいくことに抵抗がある人もいるかもしれませんが、相手にしてみたら1万分の1人だったりするので、どんな人とタッチしたのかはあまり覚えていないと思います。

最後の最後に後押しをもらって、完走につなげましょう!

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