【2019年J1第4節】札幌vs鹿島。1-3で敗戦。点差以上に感じる、王者鹿島の高い壁。

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2019年J1第4節、ホーム札幌ドームにて、鹿島アントラーズ戦です。

スタメン

スタメンは清水戦と同じメンバー。いま考えられる最強の布陣です。
サブには、ジェイが怪我で外れて早坂が入りました。

GK 25 ク ソンユン
DF 3 進藤 亮佑
DF 10 宮澤 裕樹
DF 5 福森 晃斗
MF 7 ルーカス フェルナンデス88′
MF 27 荒野 拓馬
MF 8 深井 一希76′
MF 4 菅 大輝82′
MF 11 アンデルソン ロペス
MF 18 チャナティップ
FW 9 鈴木 武蔵

GK 1 菅野 孝憲
DF 2 石川 直樹76′
DF 20 キム ミンテ
MF 19 白井 康介82′
MF 23 中野 嘉大88′
MF 26 早坂 良太
FW 13 岩崎 悠人

試合ダイジェスト

1-3で敗戦となりました。

前半の序盤こそ流れるようなパスワークからチャンスを作った札幌でしたが、押し込んでいる中でカウンターを受け失点。

さらに23分。
鹿島の左サイド安西への大きなサイドチェンジから、ルーカスが入れ替わられて持ち込まれる。
またしても伊藤翔に決められ2-1。

76分には与えたくなかった3失点目。
前掛かりになっていたところにカウンターを受け、レアンドロのゴールで万事休す。

しかし、85分には福森のコーナーキックを、武蔵垂直ジャンプの落としからアンロペがヘディングを叩き込んで1点を返します。

その後も押し込みますが、後一歩が届かない展開。
終盤は面白い攻撃が見られたけれど、ちょっと時間が足りませんでした。

浦和戦、清水戦ととても良い流れで来ていただけに、鹿島戦も行けるのでは? と思っていましたが、さすがそこは鹿島、そう簡単にはいきませんでした。

TOPICS

スペースがない

武蔵もアンロペもスペースを消されて、終始やりにくそうに見えた試合。
蜘蛛の巣がねばーっと絡んだような鹿島のコンパクトの守備に、自由にさせてもらえなかった印象です。
清水戦のように、広いスペースを作り出し、選手が何人も顔を出していくという形をほとんど作らせてもらえませんでした。

鹿島の意思統一の素晴らしさ

ボールを回すのか、カウンターに行くのか。それらの意思統一感が半端ありませんでした。
ウイイレをやっているように、まるでひとりがコントローラーを使って全員を同時に操作しているような美しさ。
この意思統一を高いレベルでできるのが鹿島の強さだと感じました。

前から来る相手にしっかり守って、的確なカウンター。
当たり前のことを当たり前にこなす強い鹿島を見ました。

難しいプレーを選択しすぎ?

札幌は縦へのパスを意識しすぎなのか、フリーの選手かいるのにもかかわらず、マークがついている選手への難しいパスをしてことごとくつぶされていたように見えました。

こういう指示なのかもしれませんし、こういう攻撃がイヤがられるのかもしれませんが、もう少しシンプルにボールを回しても良いのでは? と感じるシーンが多かった。
そういうプレーを鹿島にさせられていたのでしょうか。

ルーカスvs安西のサイド対決

右サイドのルーカスvs安西、見応えがありましたねえ……。
ルーカスのあのキレはもうエンターテイメントそのもの。
しかし、今日は安西に軍配という感じでしょうか。

鹿島はルーカスのところは対策してきたようで、安西にも他の選手にも激しく当たられていたし、ルーカスに1枚抜かれても2枚目がすぐ付く感じで、自由にさせてもらえませんでした。それでも複数のチャンスを作っていたルーカス、さすがです。

1対1では見応えがありましたが、チームとしてはルーカスの後ろのスペースをことごとく突かれていたので、そこをケアする戦い方が必要だったかなと思います。

もう10分交代を早く見たかった

選手の交代後はまたチーム全体が活性化した気がします。
終盤は特に面白い展開を見せてくれていただけに、もう10分くらい交代が早く見たかった気もします。

次節の予定

次週は代表ウィークのため試合はナシ。
3月30日(土)アウェイ豊田スタジアムで名古屋グランパス戦です。

名古屋も好調なので、アウェイでどんな戦いができるのか楽しみです。

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