【2019年J1第22節】札幌vs浦和。先制されるイヤなムードも、武蔵弾で追いつき1-1。

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2019年J1第22節、ホーム・札幌ドームにて、浦和レッズ戦です。

赤黒満員大作戦

この日は赤黒満員大作戦と題して、たくさんのイベントが開催。

・2WayTシャツのプレゼント
・ワンピースとのコラボ
・中川大志さんのゲスト出演

さらに、

・浦和戦の前に河合CRCの引退試合の開催
・小野伸二の移籍前の最後の試合

と、話題が多すぎる1日となりました。

試合前には赤いライトでドームを埋め尽くす演出も。美しかった!

結果として、観客は今季最高の35,531人を記録。
いやー、入りましたね。

スタメン

琉球へ移籍する小野伸二、ラストゲームでベンチ入り!

GK 25 ク ソンユン
DF 3 進藤 亮佑
DF 20 キム ミンテ
DF 5 福森 晃斗
MF 19 白井 康介
MF 27 荒野 拓馬
MF 10 宮澤 裕樹(88’)
MF 4 菅 大輝(61’)
MF 9 鈴木 武蔵
MF 18 チャナティップ
FW 48 ジェイ(90+1’)

控えメンバー
GK 1 菅野 孝憲
DF 2 石川 直樹
MF 23 中野 嘉大(90+1’)
MF 26 早坂 良太
MF 44 小野 伸二
MF 7 ルーカス フェルナンデス(61’)
MF 8 深井 一希(88’)

試合結果・感想

1-1でドロー。

前半

たちあがり、右サイド白井の抜け出しからのクロスや、福ちゃんの精度の高いコーナーキックで、いきなり札幌ペース。

しかし、その後はチャンスは作れても、決めきれないここ数試合のイヤな流れが継続してしまいます。

特に一番の決定機は、ジェイのスルーパスに反応した武蔵のGKとの1対1。コースを狙いすぎたのか、ボールは枠外へ。うーん、GK西川が一枚上手だったか。

浦和側はボールを持てるが、ボールの出しどころがなく後ろでゆっくり回す展開。
結果としてボール支配率は浦和の方が高くなるも、チャンス数では札幌が上回った印象。
お互い鋭い動きで展開が早く、あっという間だった前半。

後半

57分、コーナーキックから失点。

惜しいチャンスを作りながら決めきれずに先制されるいつものパターン

しかし、今日はここから粘りを見せてくれました。

65分にはペナルティエリア内で、数人が関わって横に揺さぶりながら崩すも、最後のチャナのシュートは惜しくもGK正面。

惜しいところまでは行くんだよなあ…と思っていた68分、ついにその時がやってきた!
白井のアーリー気味のクロスから、誰もいないところにこぼれたボールを武蔵が後ろに戻りながらシュート。ゴール枠を見る余裕はなかったと思いますが、感覚で振り抜いたボールはゴール隅にズドン。

武蔵と荒野の雄叫び、そして小野との抱擁がたまらんですね。

その後、相手ペナルティエリア前で獲得したフリーキック、蹴ったのはなんと武蔵
念入りに福ちゃんが壁の位置を調整しつつ、武蔵が蹴るという新たな奇襲パターン。騙された札幌サポも多かったのではないでしょうか。
ボールはしっかりと枠を捉えていたので、今後の選択肢に入ってくるかもしれません。

それにしても、怖かったのは浦和GK西川のパントキック
低い弾道のキック1本で一気にチャンスにしてしまう恐ろしい精度。これは驚異ですね。

試合はお互いこのまま決め手を欠き、1-1のドロー。

よい試合だったし、メリハリが効いていて面白かったんだけど、ここ数試合こんな感じの展開が続いていて、少しフラストレーションがたまりますね。
ただ、チャンスは毎試合作れていて、完敗という試合は少ない。産みの苦しみが続く、我慢の時期かもしれません。

いやいや、でも浦和と互角以上に戦えている今日の試合を見ても、確実に成長していますよね。

トピックス

ルーカス左で起用からのシャドー

ルーカスが菅と代わって交代で入り、そのまま左でプレー。
右サイドは関根対策で、白井のバランスの良さを重視した格好に。

ただ、ルーカス、左サイドでは、従来の右サイドのようにぶち抜く場面は見られず、どちらかというと内側に入りたがっているように見えたし、中野が入ってからシャドーに移ってからの方が持ち味が出ていたかも。

白井が右サイドで好調、さらに守備が良いので、ルーカスはシャドーで新境地を見いだせるか。

武蔵良くも悪くも存在感

右サイドとの絡みでチャンスを量産。シュート数は両チーム合わせてトップ。中盤からの守備にも奔走し、運動量豊富に貢献していたと思います。

チャンスで決められなかった場面が目立つけど、チャンスを作らないと始まらない。目立つということはボールに絡めているということですからね。
これを続けていければ、コンスタントにゴールを決められるようになるのでは。期待。

小野伸二ラストゲーム

最後に勇姿を見たかったけど、ミシャは勝負を取りにいったのだと思います。
だからこそ勝って送り出したかったけど、勝負の世界は厳しかった。

小野伸二の姿は、試合では長らく見られていないものの、チームメイトが普段の練習や生活から直に学べることはたくさんあったと思います。これが大きかったんじゃないかなあ。

次は沖縄でひと仕事してくれると思います。
今後のJ2を見る楽しみがひとつ増えました。

そして彼自身が言っていたように、またいつか違う形で札幌に戻ってきて欲しいですね。ノノさんの口ぶりからしても、その可能性、高い気がしています。

次節の予定

勝点32で、順位は暫定7位。

次節は8月17日(土)、アウェイ・IAIスタジアムで清水エスパルス戦です。

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