【2019年J1第26節】札幌vs仙台。荒野のスーパーゴール炸裂も、仙台の対策を上回れず1-3敗戦。

  • ブックマーク

2019年J1第26節、ホーム・厚別にて、ベガルタ仙台戦です。

スタメン

今節は今までと大きく布陣を変えて臨みました。
これまでフル出場だった進藤が怪我で欠場。変わりに入ったのは早坂。
左サイドには白井、右にはルーカスが入る布陣。

GK 25 ク ソンユン
DF 26 早坂 良太(46’)
DF 20 キム ミンテ
DF 5 福森 晃斗
MF 7 ルーカス フェルナンデス
MF 27 荒野 拓馬(80’)
MF 10 宮澤 裕樹
MF 19 白井 康介(67’)
MF 9 鈴木 武蔵
MF 18 チャナティップ
FW 48 ジェイ

GK 1 菅野 孝憲
DF 2 石川 直樹
MF 23 中野 嘉大
MF 8 深井 一希(46’)
FW 11 アンデルソン ロペス(67’)
FW 13 岩崎 悠人
FW 4 菅 大輝(80’)

試合振り返り

試合を見ながら行ったツイートに合わせて、試合を振り返ります。

前半

立ち上がりから仙台ペース。
いきなりの好位置からのフリーキックはソンユンがスーパーセーブ。

仙台のがっちり守って、いい形で奪ってからの早い攻撃に、なかなかペースが掴めません。

札幌がようやく形を作ったのはたぶん、開始から14分のこのプレー(↓)。

右サイドで先発のルーカス、ドリブルで仕掛けるも2人がかりでボールを奪われることが多い。
仙台、ここもしっかり研究してきたものと思われます。

それならばと、逆の左サイドから白井が突破を試みるも、クロスの精度がイマイチでこちらもチャンスに結びつかず。

30分には、最終ラインのパスミスからボールを奪われます。ハモン・ロペスのシュートはギリギリ枠外。ちょっと集中力を欠いているか

と思っていたら、32分。カウンターから失点。
ハモンロペスのシュートは一度ソンユンが止めるものの、詰めていた松下に決められ先制点を献上。

その後の札幌、ミドルパスの選択が多かったのですが、それがことごとく奪われて攻撃の形になりません。ボールが奪えてもサポートがなく孤立するシーンも多々。

一番ゴールに近かったのはこのプレーかな(↓)?

代表帰りの選手たち、特にチャナの動きがイマイチ重く、あまりボールに絡んでこず。
攻撃も後手後手に周り、パスを受けてから次のプレーを探すという、スピードの上がらない攻撃に終始。

後半

後半、立ち上がりから選手交代。

早坂のサイド、結構突破されてましたからね…。

後半立ち上がり早々の46分。
荒野と長澤が頭同士で激突。なかなか立ち上がれず。荒野は一度ピッチの外に出るもすぐに復帰。顔が結構腫れているけど大丈夫?

と思っていたら、50分。
コンサポが待ちわびていた瞬間が訪れました。

チャナから左サイド白井へ展開。白井から一度チャナへ戻すと、中央に駆け込んでくる荒野に対してのゆっくりとしたパス。荒野は走り込んだ勢いのまま足を振り抜くミドル。ボールは相手DFに当たりながらもゴールへズドン。
荒野、待望のJ1初ゴール!

待ちに待った荒野のゴールは、想像以上にドラマチックなスーパーミドル!!
ちなみにゴール後の祝福で、さっきぶつけて腫れている顔を叩かれないか心配でした。

荒野のゴールで一気に札幌側に流れが傾くか! と期待していましたが、そううまくはいきませんでした。

その3分後、喜びもつかの間、コーナーキックからシマオマテに後頭部ヘッドを決められ再びリードを許します。

えー、待ってよ、シマオマテ(つい言いたくなる)。
コーナーキックからの失点、ほんと対策が必要では……?

しかし前半に比べてオープンになりつつある展開で、札幌もゴールに迫るプレーが増えてきます。

63分には、ハモンロペスのスーパーロングスルーパスに抜け出した長澤とソンユンの1対1の場面。

これを止めたのは見事でした。

67分。アンロペ投入。交代は白井。

白井が交代……?
どんなフォーメーションになるの?

なんだか、福ちゃんがずいぶん前線でプレーをしていたんだけど、フォーメーションはよく分かりませんでした。深井が左CBの位置にいることも多いような。

ジェイ・チャナ・武蔵・アンロペが同時に出て、両ウイングがいないという、今季の札幌ではあまり見たことのない布陣。

実況&解説では「4バックになっている?」と話していましたが……。実況の方が何度もフォーメーションについて触れていたのが印象的でした。

さらに、ここでボランチ荒野と菅が交代。

とりあえずこれで、両サイドに本職が戻るフォーメーションへ(たぶん)。
ミンテ宮澤福森の3バックに戻って、深井のワンボランチでチャナが少し落ちる形? イマイチ把握できませんでした。

そんな中、交代で入った菅ちゃんがすごくよい動きをしていたと思います。

オフサイドになりましたが、一度はゴールネットを揺らすシーンも。
菅ちゃん、コンサの中で今日一番キレがあった選手じゃなかろうか。

しかし85分には、再びコーナーキックから失点。常にチャンスを作り続けてきたハモン・ロペスに決められ万事休す。

92分93分には、武蔵ジェイが立て続けにイエローをもらい、ふたりとも次節の出場停止に。特にジェイは審判への異議のようなので、本当にもったいないイエロー。

このまま試合終了。完敗。

今日は仙台の統率された守備、特にことごとく中央を塞いだシマオマテにやられた感がすごい。シマオマテにはゴールまで決められましたからね…。

札幌側は代表選手もルヴァン組も体が重く、常に後手後手に回ってしまった印象。

長いシーズン、こういう試合もあるだろうけど、限りなくワーストに近い試合だったのではないかと。
代表ウィークのスケジュールの影響も大きいですが、札幌もそういうチームになってきたということでしょう。今までにない壁を経験中

次節の予定

勝点39のまま7位。
ACL圏内と勝ち点9と離れてしまいました。

次節は2週間後、9/28(土)アウェイ・カシマスタジアムにて、鹿島アントラーズ戦です。
ここでジェイと武蔵が出られないのは大きすぎますが、こういう時こそ総力戦で!

この記事も読まれています

  • ブックマーク