【2019年】コンサドーレ全選手の出場記録データまとめ

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2019年の北海道コンサドーレ札幌の、J1・ルヴァンカップの各選手の出場記録を一覧表にしてみました。

以前、Twitterでマリノスサポの方がまとめているのを見かけて、これは面白いと感じたため真似してみました。

ちょっと文字が小さいのですが、全日程が入るように、一覧性を優先しています。
また、グラフから読み取れる、各ポジションについての考察をまとめてみたいと思います。

J1 出場記録

GK

リーグ戦ではソンユンが不動のスタメン。
菅野が入ったのは、ソンユンが代表帰りの後の1試合のみ。しかし、後述しますが、菅野のルヴァンカップでの鬼神ぶりは見事でした。このレベルのGKが2人もいるチームは稀だと思います。

DF

進藤と福森は33試合出場。この2人が不動のスタメン。ここに割って入ることはなかなか難しいですね。福ちゃんのキッカーとしての精度、進藤の得点力と、今のコンサドーレには欠かせない2人になっています。
この2人の欠場は1試合ずつのみ。その際は石川と早坂がスタメンとして起用されました。

DFの中央は序盤こそ宮澤がスタメンでしたが、7節からはミンテが中央に入り、宮澤がボランチに上がるフォーメーションが多く起用されました。リベロ宮澤がハマった試合もありましたが、やはりミンテの対人の強さは武器。ミンテに助けられた試合がいくつあっただろうか。

来年はDFの中央に田中駿汰が挑むのか。本人は「やりやすいのはボランチだけど、ポジションはどこでも良い」ということを話していたので、起用法が楽しみ。ミンテのライバルになりえると、ここでも競争が勃発しますね。ノノさんは「田中は福森のライバルにもなりえる」みたいなことを言っていたので、左DFもあるんだろうか?

ボランチ

基本は深井、宮澤、荒野の3人で回す形。
深井のボールカットの安定感、宮澤の視野が広いパス回し、荒野のびっくりプレーと、この3人が主軸になった2019年のボランチ陣でした。

終盤でそこに割って入ったのが中野。もともとサイドでの起用が多かった中野ですが、ボランチでそのスキルを発揮。ぬるっとしたドリブルでの持ち上がり、大きく散らせるパスなどでチャンスを演出。「適正ポジションはボランチなのでは論争」が勃発しました。

痛かったのは駒井の怪我。18〜20節で徐々に試合へ復帰したものの、再度大怪我で戦線離脱。切り替えてフィジカルのトレーニングに集中している様子を見せてくれているので2020年には期待。

ここに田中、高嶺といった大型新人が加わり、ボランチ争いは熾烈。

両サイド

左サイドは菅がファーストチョイス
突貫小僧のニックネームをもらうほどの上下動の鬼。スタミナ抜群。試合をこなすごとに、クロスの精度があがり、ドリブル突破にも磨きがかかってきたように思えます。2019年には日本代表にもコンスタントに呼ばれるまでに成長しました。

右サイドはルーカスと白井のスタメン争いが面白い。
20節前後まではルーカスが起用されるも、それ以降は白井がじわじわとスタメン奪取。と思ったら、終盤にはまたルーカスがそれを取り返す。思惑通り、良い競争が生まれていてチーム内で見えない火花が散ってそうです。

ここに中野、早坂が絡んでくる格好。前述のとおり、中野はボランチでも頭角を表しつつあり、今後のポジションがどうなるのか見もの。

早坂は出場すれば得点に絡む活躍を見せ、ベテランの渋さを見せつけてくれています。多くのポジションをこなせることから、サブを含めて31試合に絡む実績。サイドだけではなく、FW、DFの右と、ユーティリティプレイヤーとして欠かせない存在に。

前線

武蔵のファーストチョイスが読み取れますね。1年を通して、安定のパフォーマンス。

替えが効かないチャナティップもチームの中心として、試合に出続けました。今年はタイ代表の国際試合があったり、さすがにマークがきつかったりと、去年ほどゴールは量産できませんでしたが、起点となれるプレーが多く、彼がいないと打開が難しい場面も多々あったと思います。

ロペス、ジェイは、稼働できない時間も多かったにも関わらず、数字を残しているのはさすがのストライカー。

岩崎はサブで入ることが多かったものの、試合出場は数分と、なかなか試合に絡むことができませんでした。この前線の壁はさすがに厚かったか。前線の3人が調子の悪い時のチョイスには、岩崎ではなく荒野ということも多かったので、なかなか順列を上げることができなかった印象。

ふじれんももう少し試合に絡みたいですね。来年は岩崎が抜けて補強がないとすると、ベンチ入りの可能性も上がってくると思います。
来季はここに金子が絡んでくるか。

以上、J1編でした。続いてルヴァンカップ編です。

ルヴァンカップ出場記録

ルヴァン予選リーグではJ1に出られていない選手が中心。
特に目立ったのは檀崎、岩崎、ふじれんなどの若手の起用。檀崎はゴールも決めましたね。

また、白井、中野、早坂あたりはJ1にもサブで出つつ、ルヴァンにもガッツリ出る、みたいな選手も。
特に白井はルヴァンの試合では「毎回キレがスゴイ」という感想が聞かれるほどの活躍っぷり。これがリーグ戦へつながったように思えます。

若手中心チームとはいえ、予選から福森、ミンテ、菅、武蔵、ジェイなどリーグ戦のスタメン選手も起用し、今年は獲りに行くぞという意気込みは序盤からありましたね。

キーパーは決勝以外は守護神菅野。
セカンドキーパーに菅野レベルが控えているのは大きい。

おわりに

こう見ると、2019年はチームの一丸感がすごかった!
J1とルヴァンカップを平行して戦う中で、登録メンバーが少ないこともあり、複数ポジションをローテーションさせつつ、「うまく回した」感もありました。

ルヴァン準優勝は、チームみんなで獲ったということがこのデータからも分かると思います。

大きな補強はいまのところ見られないコンサドーレですが、大学生ルーキーの加入・駒井の復帰でどうチームが変わっていくのか楽しみです。

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