葬儀のため、急遽北海道新幹線はやぶさに乗って、東京から木古内まで行ってきました。
北海道出身の私は新幹線に乗ること自体、小さい頃から縁がありませんでした。本州に旅行する場合はだいたい飛行機でした。
私が東京に来てから新幹線に乗る時も、その手配は東京出身の奥さんがやってくれていました。
今回、初めてわたし1人で新幹線に乗車。手配も自分で行いました。大きな顔で言うことでは無いが…。
なんとか無事に行って帰って来られたので、北海道新幹線初乗車レポートをまとめておきます。
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駅レンタカーセットがお得
今回はレンタカーも使いたかったので、とりあえず「新幹線 レンタカー」あたりで検索してみたところ、「レール&レンタカーきっぷ」なるものを発見。
JRとレンタカーを組み合わせで利用する場合、乗車券が20%、特急券・グリーン券が10%オフになるチケットです。まさに今回にピッタリのプラン。
利用方法は簡単で、
1)オンラインでレール&レンタカーの申し込みを行い
2)受付番号を各駅のみどりの窓口で告げる
のみです。
これなら自分にもできそう。
結果としては、まともに切符を買うと新幹線の往復42,680円のところ、35,780円になりました。
これにプラスして、レンタカーは24時間で7,400円。まるっとレンタカー代金が安くなった計算です。
直前でも使えるセットなので、レンタカーと組み合わせるならオススメのきっぷです。
旅慣れた人はもっと安く乗れる方法を知っているのかな?
北海道新幹線はガラガラではない
ネットでレール&レンタカーの予約をしたら、みどりの窓口で新幹線のチケットを購入します。
ここでレンタカー予約時の番号を伝えると、安くチケットが購入できる仕組みです。
平日の午前中だし、北海道新幹線は空いていると聞いていたので、普通に乗れるだろうと当日東京駅でみどりの窓口に行ったところ…「ただいま満席でして仙台まで立ち席になります」とのこと。
北海道新幹線は全席指定席です。自由席はありません。
仙台までは約1時間半。その間はデッキにいてくださいとのこと。なんたること。
デッキには僕の他にも3人ほど立ち席の人がいました。勝手に仲間意識を感じつつ、仙台まで立ちっぱなしの旅です。思った以上に狭いデッキでした。

仙台までの停車駅は、上野・大宮のみ。停車のたびにデッキの道を空けないといけないので、このくらいの停車駅数で大変助かりました。
仙台に到着すると一気に人が下車。ガラガラに。
なるほど、東京から仙台まで出張に行く、という需要が多いのかもしれません。
席は広くて快適
というわけで、ようやく仙台でマイスペースを確保。
久しぶりに買った小説なんかを読みながら、残りの工程2時間半を過ごします。
座席はとても広く感じました。
足元にリュックを置いても全然窮屈に感じません。

前の人が席をリクライニングしてもスペースに余裕があり、とても快適でした。
さらに足元には電源コンセントもあるので、PCでの作業なども不安なく行えると思います。
お昼には東京駅コンコースで買った肉巻きおにぎりをいただきます。
豚肉と牛肉、2種類のおにぎりが楽しめます。箸でさくっと食べられるし、なかなか美味だしでおすすめです。

木古内駅はキレイだぞ
青函トンネルを通過すると、すぐに木古内駅です。
開業してから半年しか経っていないので当たり前ですが、木古内駅舎がとてもキレイで感動しました。
屋根や壁には木が使用されていて、いたるところで今だに木のいい匂いが立ち込めています。道南を北限とする「杉」を使っているとのこと。


出来立てなのでキレイだろうとは思っていたけど、想像以上のインパクトでした。
ただ、駅の利用者は数えるほど。もっとも平日だったので、こんなものなかとも思いますが、このあたりに観光資源が増えて利用者が増えるとよいですね。

駅前はキレイに整備されていて、バスのロータリーもあります。

駅の目の前には道の駅があり、お土産屋さんや、レンタカーの営業所も併設されています。


この道の駅のレンタカー屋さんで予約してあったチケットを提示し、レンタカーに乗り換えました。
レンタカーの受付のおじさん、ものすごく気さくでほっとする接客。北海道出身の自分としては、ここでネイティブな北海道弁を聞けたのも嬉しかったですね。
そんなこんなで、ここからは車で祖母の家に向かうのでした。
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地方を見て感じたこと
新幹線の窓から見えるのは、ほとんどが田んぼ。
線路は山とトンネルを繰り返し、都市と都市を繋いでいます。

そんな田舎の田んぼだらけの風景を見ていたせいで、仙台に到着した時には相当大きな規模の街に感じました。
それでも中心街を抜けて住宅街を越えると、また田んぼと山の繰り返しの風景に。
普段東京に住んでいると分からないけど、地方はほとんどが小さな都市だし、それなりの規模の街ってそう多くはないのだなと実感しました。

今回の目的地であった祖母の家は、さらに田舎です。
車はほとんど走ってなくて、信号すらない。電車もなく、バスが唯一の公共交通手段。
ここで暮らすのは正直大変だろうなあと感じました。
東京の密度感は異常だけと、このような地方の人の少なさにも何かを感じずにはいられません。
人間がちょうどよく暮らせる街のサイズってどれくらいなんだろうなんて、色々と考えさせられる工程となりました。
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