「南葛SC(都道府県リーグ所属)」の、Jリーグ昇格までの道のりを調べてみた。

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福西が現役復帰で話題の南葛SC。

南葛SCは、「2013年10月 漫画キャプテン翼原作者の高橋陽一氏を後援会会長に迎えてチーム名も【南葛SC】に変更し再始動」したチームだそう。

サイトには「南葛SCは葛飾区からJリーグを目指す」と書いてあります。

選手のプロフィールをよく見ると、実は元Jリーガー(愛媛FC、グルージャ盛岡、カターレ富山など)も複数人所属していて、地域リーグでもかなりレベルが高いチームなのでは…。

漫画をネタにしただけのチームだと思っていてごめんなさい。

さて、その南葛SCがJ1に昇格するまでには、どんなステップが必要なのか。

サッカーリーグの構造がイマイチよく分からなかったので、この機会に調べてみました。
相当長い道のりですぞ。

リーグ構造

全体構造はこんな感じ。

・J1
・J2
・J3
・JFL16チーム
・関東1部(地域1部)10チーム
・関東2部(地域2部)10チーム
・東京都社会人サッカーリーグ1部(都道府県各地区1部)16チーム
・東京都社会人サッカーリーグ2部(都道府県各地区2部)42チーム
・東京都社会人サッカーリーグ3部(都道府県各地区3部)72チーム
・東京都社会人サッカーリーグ4部(都道府県各地区4部)117チーム

南葛SCが所属しているのは、「東京都社会人サッカーリーグ1部」。
「7部相当」と呼ばれているようです。

ざっくり、Jリーグまでは「都道府県リーグ → 地域リーグ → JFL → Jリーグ」と、たくさんの階段を登る必要があるようです。

昇格までの道のり

主にWikiを駆使して調べてみました。
間違いがあったらごめんなさい。

各年のチーム状況や大会方式によって、条件が変わることがあるようです。

まずは、こちらの図を見ていただくのが早そうです。

東京都社会人サッカーリーグ1部→関東2部への昇格

条件1:東京都社会人サッカーリーグ1部で3位までに入る。
条件2:関東社会人サッカー大会で決勝進出する

現在、南葛SCが所属しているのが、都道府県リーグである「東京都社会人サッカーリーグ1部」になります。

「東京都社会人サッカーリーグ1部」の1〜3位になると、「関東社会人サッカー大会」の参加権利を獲得。この「関東社会人サッカー大会」は計16チームによるトーナメント戦方式。

同大会で決勝進出を果たすと「関東2部」昇格となります。

東京都社会人サッカーリーグ(Wiki)
関東社会人サッカー大会(Wiki)

関東2部→関東1部への昇格

条件:関東2部で2位までに入る。

「関東2部」の1・2位のチームが「関東1部」に自動昇格します。

関東サッカーリーグ(Wiki)

関東1部→JFLへの昇格

条件:関東1部優勝
条件:「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ」で2位までに入る

「関東1部」の優勝チームは「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(全12チーム)」に出場。
ここで1・2位のチームがJFLに自動昇格となります。

全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(Wiki)

JFL→J3への昇格

JFLとJリーグは別組織のようで、J3への昇格へはいくつかの条件が必要なようです。

条件:
・Jリーグ百年構想クラブに認定されること
・J3クラブライセンスが付与されること
・Jリーグ入会を理事会で承認されること
・JFL総合4位以内のうちJリーグ百年構想クラブの上位2チーム

こちらのブログがとてもわかりやすいです。
https://fcimabari-fan.com/jfl-2018-constitution/

単に勝つだけではダメなのですね。

J3→J2への昇格

条件:J3で2位までに入る

昇格には、J2ライセンスが必要になります。

J2→J1への昇格

条件:J2で2位までに入る。3〜6位の場合はプレーオフ。

昇格にはJ1ライセンスが必要になります。
また、プレーオフは2018年からレギュレーションが変更。

3〜6位のプレーオフを勝ち上がったチームは、J1の16位との決勝戦が待っています。
ここで勝つとようやくJ1参入。プレーオフからの参入はかなり壁が高くなりました。

おわりに

以上、南葛SCのJ1への道でした。
各リーグで何回優勝しないといかんのか……

こう見てみると、J1でやれてるチームってそれだけですごいことですね。

南葛SC、現在は「東京都社会人サッカーリーグ1部」で首位
ここで福西の加入は勢いづきそうな気がしますね。

まずは、「東京都社会人サッカーリーグ1部」で優勝し、トーナメントに出場、地域リーグである「関東2部」への昇格が目標になるでしょうか。

ここからひとつずつ階段を登っていくストーリーは熱そうです。

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