Facebookを眺めていたら、なんとも素敵な世界観を持つ、黒いイラストが流れてきました。
作家の名前は「たけうちちひろ」さんというらしい。
そして、これが全部切り絵らしい。
すごくいい!
切り絵って黒一色が定番みたいなところがあったけど、そこに色の概念を持ってくるところが新しい。この色使いが鮮やかで美しい。ビビットな赤や青は、キレイなだけじゃなくて、絵本の中で重要な何かを表現しているようにも見えてきます。
このたけうちさん、工場が好きな方のようで、モチーフの多くは何かの製造過程だったり、輸送過程だったりします。
こういう過程モノって、見ると昔からわくわくしてしまいます。
ロボットのデザインも独特で秀逸。目がまんまるで無表情なんだけど、キャラは立っていてとても味がある。
一枚の絵はデザインとして既に完成されているのだけど(イラストレーターとしても超優秀)、それを切り絵に落とし込むのがよいね。
定規を使わずにカットすることで、ラフになってしまった線がすごく良い味になっています。
この世界観が受けているということは、みんなの奥底にあった「なんとなくこんなの好き感」を、たけうちさんが形にしてくれたからなのでしょう。
海外でも評判になっているようで、世界共通でいいなあと思わせる何かがあるのだろうなあ。
実物見てみたい!
たけうちちひろ公式サイト
https://www.chihirotakeuchi.com/
たけうちさんの画集はこちらから購入できます。
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