祝! 菅大輝日本代表選出! 記者会見インタビュー文字起こし

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5月24日、菅選手が日本代表に選出されました!
生え抜き選手が日本代表に選出されるのはクラブ初!

タイムラインも大いに沸きました。

コンサドーレの公式Twitterでは、菅選手の記者インタビューが中継されました。

ずらっと並ぶ報道陣のカメラに緊張気味の菅選手でしたね。
ややしゃべりベタではありますが、言葉をしっかり選び、感情をあまり表に出さない、菅選手らしい会見だったと思います。
このような場は慣れていない感がすごかったですが、記者の目を見て質問をしっかり聞こうとする姿が印象的でした。

本人は「リーグ戦ではまだ数字で見える結果が出ていない」と謙虚なコメントを繰り返していましたが、菅選手の活躍はみんなが知っているところです!

さて、そのらしさ全開の記者会見、文字起こししてみました。
やや背景の音が大きくて、記者の質問が聞き取りづらい部分があったのですがご了承ください。

インタビュー全文

記者「それでは菅大輝選手のインタビューを始めさせていただきたいと思います。まずは選出おめでとうございます。率直な感想から教えてください」
菅「素直に嬉しいという気持ちもありますが、自分がどれだけやれるかっていう不安も多少あります」

記者「周りの選手からの反応はいかがでしたか?」
菅「周りの選手からの反応すか。(しばらく考えて)おめでとうって感じです、はい」

記者「不安とおっしゃっていましたが、それはどういった部分にありますか?」
菅「チームでまだここ何試合か、リーグ戦スタメンで出させてもらって、その中で結果がまだ出ていないので。向こうに行ってやっぱり結果っていうものを形にして残さなくちゃいけないので、そういった面でまだ結果が出ていないのでそういったところが不安です」

記者「アカデミー出身でコンサドーレの生え抜きとして日本代表に選ばれるのは初めてのことなんですが、そのあたりやってきたことどのように感じていますか(やや聞き取りづらい)?」
菅「(かなり考えて苦笑いで)やってきたことすか?(隣にいるスタッフを見て)どうしたらいいすか。何しゃべったら。笑。まあ、ジュニアからしっかりやってこれて良かったと思っています」

記者「ここまでのリーグ戦振り返って、ご自身でどういったところが評価されて日本代表につながったと思っていますか?」
菅「結果という部分は出ていませんが、アグレッシブさだったり、動きの面だったり、そういったところが評価されたのだと思っています」

記者「日本代表のメンバー、ご覧になったと思うんですが、他のメンバーを見ての感想、一緒にプレーしたい選手は?」
菅「だいたいのメンバーが23の代表でけっこうやったりしてたので、そういったメンバーが多かったので安心という面もあります。一緒にやりたい選手は、去年まで一緒に札幌で戦った三好選手とまたやれることは嬉しく思ってます」

記者「年下の選手も選ばれていますがそのあたりは?(聞き取りづらい)」
菅「負けないように、ポジションは違いますけど負けないようにやっていかなきゃなと思ってます」

記者「南米で素晴らしい選手との対戦もあると思うんですが、この大会の楽しみな部分は?(聞き取りづらい)」
菅「世界のトップクラスの選手たちが来る大会なので、戦い方だったり、ひとりひとりの代表に対する気持ちというのを、しっかり学べたらなと思ってます」

記者「最後にサポーターのみなさんにメッセージをお願いします」
菅「代表でしっかり結果という部分を残してきて、チームにちょっとでも成長して帰ってこれるように頑張ってきますので応援よろしくお願いします」

続いて、違う組の記者さんの質問

記者「A代表に選ばれて東京オリンピックが見えてきた?(聞き取りづらい)」
菅「今回のメンバーに入れたってことは結構近くなったのかなと感じてはいますけど、やっぱり今はまだ現時点で結果が出ていないので、そういった面でまだ焦りという面はかなりありますね、はい」

記者「(質問聞き取れず)」
菅「(しばらく考えて)北海道の思いすか。しっかりやってきたいです、はい」

記者「ペトロヴィッチ監督になって出場機会も増えて、代表につながったと思うのですが」
菅「そのとおりで、ミシャさんに言われたことを徹底してやった結果が、こういう代表に選ばれたと思っているので、ミシャさんのもとでしっかりやれて良かったと思ってます。さらにこれからもやっていかなきゃいけないなと思っています」

記者「(質問聞き取れず)」
菅「動きの面だったりとか、サイドでボールを受けた時の仕掛けの積極性だったりとか、そういうところは詳しく言われてます」

記者「リーグ戦で結果が出てないと言われていますが、どういうところが?」
菅「アシストだったりゴールというところはまだ、数字っていう結果が残せていないので。チームとしては多少は結果が出ているかもしれないですけど、個人としての結果が数字として表れてないので。まだまだだなあと思っています」

記者「三上GMが攻守両面において今シーズンはJリーグでトップクラスのパフォーマンスを見せられているというふうに評価されていたんですけど、ご自身ではそのあたりの実感はいかがですか?」
菅「(しばらく考えて)いや、そんな…。自分の中ではまだまだだというふうには思ってるんで。そんな良くはないかなと今は現時点では思っていますね」

記者「J1で2〜3年出て、いろいろ不安もあると思うんですけど、その中でも自分の中でこれはなんとか力を出せるかなっていうプレーのイメージはありますか?」
菅「まあ、その、ひとつひとつのプレーのアグレッシブさだったりとか、最後のやりきるところっていうのは、出せるかなと思ってます」

記者「相手は南米の強豪ですが、サイドで起用されてマッチアップの機会も増えると思うんですが、どんな部分を試してみたいと思いますか?」
菅「リーグ戦でもまだまだなところが、仕掛けの部分からの最後の精度っていうところまだまだだと思ってるんで、日本じゃまだまだですけど、海外でもまだまだだと思うんですけど、そういうところはチャレンジしていきたいと思ってます」

記者「リーグ戦で数字としての結果がまだ出ていないとおっしゃってましたけど、出場機会どうなるかわかりませんが、代表での数字、こだわりっていうほどではないかもしれませんが、そこへの思いってどうですか?」
菅「まずは自分のやるべきことをまず徹底してやって、そういったところからアシストだったり結果がつくと思うんで、まず自分がやるべきことっていうのを徹底してやるべきかなって思ってます」

記者「イメージはゴールよりアシストですか?」
菅「まあ、ポジション的にはアシストの方が、っていう感じです」

記者「相手がグループリーグだとウルグアイだったり、勝ち上がっていけばブラジルだったりアルゼンチンだったりになると思うんですが、対戦してみたい選手は?」
菅「(しばらく考えて)んー、(スタッフに)今回ブラジルってマルセロ出てます?」
スタッフ「マルセロ? ブラジルの代表わかんない」
菅「マルセロ選手、自分けっこう、あの、プレーとか見たりしてるんですけど、そういう選手とマッチアップはしないにしても、そういう選手と戦ってみたいっていう気持ちはあります」

スタッフ「よろしいですか? それではテレビの代表インタビューを終わりたいと思います。ありがとうございました。そしたら円囲みいいですか?こちらの方で」

歩いて隣のエリアに移動する菅選手とスタッフ

移動しながら弱音を吐く菅選手。

菅「やっぱり無理っす」
スタッフ「何が。笑」
菅「やっぱり無理っす」
みんな「笑」
菅「きついっす」
スタッフ「大丈夫、全然大丈夫」
菅「うまくやってくれます?」
みんな「笑」
スタッフ「大丈夫うまくやるうまくやる、みなさん大丈夫」
みんな「笑」

さらに近距離で囲まれる菅選手

記者「ウルグアイだとスアレスとか、まだ向こうの代表アップしてないけど、多分入ってくるのかなと。そのへんはやっぱり楽しみな気持ちですかね?」
菅「楽しみな気持ち、が強いですね、はい。(聞き取れない)日本の中で多少は通用している面はあると思うんで、そういった面が海外に世界のトップクラスの選手にどれだけ通用するのかなーとか、やってみたいっていう気持ちはありますね」

記者「(質問聞き取れず)」
菅「メンバー、さっきちらっと見ました」
記者「(質問聞き取れず)」
菅「仲いい? 清水の立田とかとは仲いいって感じではあります」
(歯切れの悪さに)みんな「笑」
記者「仲いいとは言い切れない? なんでそんなに気を使うの?笑」
菅「自分だけが言っていたらイヤなんで。笑」
みんな「笑」

記者「メンバー構成見ると、DF登録でもあるし、4バックなのかなっていう感じもするんですけど、そうすると多分左サイド。そこはどうですか?」
菅「普段やっているポジションよりはちょっと後ろかもしれないですけど、自分の持ち味である積極的な攻撃参加とか、積極的にやれたらいいと思ってますし、守備の面でもしっかりどれだけやれるかっていうのはかなり試されるとは思うんで、そういったところはしっかり徹底してやりたいと思います」

記者「菅選手にとって日本代表って今までどういう存在だったんですか?」
菅「日本代表すか? いやでも日本代表っていう日本代表じゃないんで(実績的な意味で?)」
みんな「笑」
記者「これ使えないよ。笑」
菅「使えない。笑。んー、なんなんすかね。入るとは思ってなかったんで」
記者「(代表を)意識は?」
菅「形だけそういう風には言ってたんですけど」
みんな「笑」
菅「まあでも、自分のプレーじゃ入れないっていうふうには思ってたんで、23のメンバーが多いとはいえ、けっこうびっくりっていう気持ちはあります」

記者「23のメンバーが多い中で東京五輪のライバル争いもあると思うんですけど、多分杉岡選手が争う相手かなと。その違いはどうやってアピールしていきますか」
菅「プレースタイルとしてはまあまあ似てると思うんで、トータルとして全部向こうの方が上かもしれないですけど、上下動だったり、やりきるプレーだったりっていうのは、負けたくない面はあるんでそこは積極的に杉岡選手より出していけたらいいかなと思ってます」

記者「リーグ戦やっている中での代表ということですが、どういうものを得て帰ってきたいと思っていますか」
菅「まずはプレーひとつひとつの落ち着きだったりとか、向こういったらプレッシャーも早いと思いますし、ほんとにちょっとしたズレだったりとか、そういったところから失点とかもすると思うんで、そういう一個一個の精度だったりそういったところを上げてチームにちょっとでも帰ってこれたらいいなと思ってます」

記者「ちなみに南米は(聞き取れず)」
菅「いや、去年パラグアイ、中三の時にブラジルに。Jリーグ選抜一回」
記者「選出されて(聞き取れない)」
菅「ほんとに中途半端なプレーはできないと思うので、その意識しすぎるのも良くないですけど、いつも通りのプレープラス質っていう面をもっといつも以上にこだわって結果っていうところにつながったらなというふうには思っています」

記者「メンバー入りは誰に教えられて知ったんですか?」
菅「メンバー入りは昨日、三上さんに呼ばれて知りました」
記者「その瞬間のリアクションは?」
菅「あぁ〜みたいな」
みんな「笑」
菅「入ったんだ〜みたいな」
記者「冷静?」
菅「冷静でもないですけど。びっくりしすぎてちょっと、あぁ〜みたいな。やばいな〜みたいな」

スタッフ「他なければ以上になります。ありがとうございました」
菅「(やっと終わって)きっつー(苦笑い)」
みんな「笑」

スタッフと一緒に引き上げる菅選手

スタッフ「まだ配信中?」
カメラスタッフ「まだ配信してます」
スタッフ「ほら菅ちゃん、見てる人に、ほら最後」
菅「(にっこり笑顔で)がんばります」
スタッフ「かわいいな。笑」

最後は緊張がとけて、満面の笑みの菅選手でした。

動画は下記から見ることができます。

がんばれー菅選手!!

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