「ONE STEP FROM EDEN」を、クリアできなかったおっさんゲーマーのレビュー

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ONE STEP FROM EDEN(ワンステップフロムエデン)。とても難しい。
私はなんとか最終ステージの前まで行きましたが、それより先に進めそうにありません。

そろそろ他のゲームをやりたいので、このゲームはおしまいにしようと思います。
途中で挫折した私のレビューです。参考になれば幸いです。

難しいけど面白い。面白いけど疲れる。笑。

はじめに断っておきますが、このゲームは面白いと思います。
ドット絵の世界観は好みだし、ランダムな攻撃システムも斬新です。

それならば、なぜ途中であきらめたのか。

このゲームはそもそもが難しいうえに、スピードのある展開、確実性を求められる操作、画面上で注視すべき要素が多いなど、一言でいうと「疲れる」ゲームなのです。笑。

集中力が持たず、「今日はもういいかな……」と繰り返すこと数日、そろそろおしまいにしよう……となりました。

なので、この記事はクリアできなかったおっさんゲーマーの言い訳としてご覧ください。

注視すべき場所が多い

このゲームはなんといっても、画面上で見るべき場所が多い!

ハイスピードで展開される攻防の中、「セットされている魔法、自分のHP、敵の攻撃パターン」などなど、注視すべきポイントが多いゲームです。常にいろいろなところに目を配って状況判断をしていく必要があります。

「いや、ゲームってそんなもんでしょ?」と思われるのはよく分かります。

このゲームはそこに「ランダム感」が加わるのです。

後述しますが、攻撃に使う魔法は、常に同じものが使えるわけではなく、使える順番はすべてランダム。しかも、大量。その魔法の効果は、頭で記憶しておく必要があります。

そんなわけで、まずは覚えるところから始まります。魔法の効果、射程距離、敵の攻撃パターン、このあたりを死にながら体得していく必要があるのです。

逆に、これらに慣れて対応できるようになると、「おお、自分、ついていけてる!」と、途端にゲームが面白くなります。

私もこの「面白く感じる」ところまでは到達できた気はするのですが、同時に疲労感がすごい。笑。
おっさんゲーマーとしては、集中力や姿勢を保つにもパワーが必要なのです。

特に後半ステージの難しさは激上がり。一度やられると、また最初からやりなおしです。強い魔法はアンロックされますが、自キャラは初期ステータスに戻ってしまいます。

私には、そこからリトライをする集中力は残っていないことがほとんどでした。
「あと一回トライしよう…」と思えず、「疲れた…寝よ…」となりました。

武器の扱いが難しい

攻撃は魔法を使います。
たとえば、魔法にはこんなものがあります。

・4マス前方に雷を落とす
・前方まっすぐに矢を飛ばす
・3マス前方の縦一列に水を起こす

などなど。
ほとんどの魔法が、マス目を基準になっています
なので、射程の距離を把握することが重要です。

魔法は2つずつランダムにセットされていきます。これがこのゲームの特徴のひとつ。

始めのうちは「今セットされている魔法」を把握するのもひと苦労。そして、その魔法がどんな効果なのかを頭の中で把握しておく必要もあります。

さらに、この魔法の数がべらぼうに多い。性能も多種多様なので、何回もトライして覚えるしかありません。

ステージが進むほど、手に入る魔法は多くなります。そして、それらの性能を把握しないと、効果的な戦い方ができません。

はじめのうちは、敵の攻撃をかいくぐりながら、適当に連打するくらいのプレーしかできないと思います。
だんだん慣れてくると、「今この魔法がセットされているから、ここに移動して使おう」みたいな余裕が出てきます。

このような「使いこなしている感」が出てくると、また一段階ゲームが面白くなることは間違いありません。

ボスが強い

ステージの最後にはボス戦が待っています。
このボスの難易度が高い。とても強い。

画面を覆い尽くすような雨あられの攻撃が飛んできます。それでも攻撃にはパターンがあるので、確実に対応すればノーダメージで切り抜けられるようにできています。

しかし、分かっていても避けられない。ここでも覚えゲーの法則が発動します。

それゆえに、多彩なボスの攻撃をかいくぐれるようになった時の快感はなかなかのものです。

3〜4ステージくらいまでは、なんとかなるのですが、さらにステージが進むとその凶悪性が増します

ボスで倒されると、「ああー、またここまで来なくてはならんのか……」と絶望的な気持ちになりますね。後半のステージでは、ボスまでの道中もなかなかの難易度でして。

1ゲームだいたい30分くらいでしょうか。これを2回繰り返すと、もう疲労感がすごいのです。

体力の回復手段が少なすぎてツラい

このゲーム、回復手段がとても少ないのです。
これだけ難しいなら、回復アイテムをもう少し増やしてほしかった。

ボスまでのステージで多めに被弾してしまうと、「これはボスまでたどりついても無理だな……」とやる気に影響が生じます。

この道中をいかに被弾少なくして進むのがポイントであり醍醐味なのですが、集中していても連続で被弾してしまうアンラッキーがあるじゃないですか。それが起こってしまうと、「今日は俺の日ではなかった」と、すごすご退散するしかありません。

おわりに

なんだか「疲れる疲れる」と、文句ばっかり書きつらねたようになってしまいすみません。始めに書いたように、それでもこのゲームは面白いんです。

このゲームはシステムが斬新で、脳の新たな場所を使っている感覚があるので、とても楽しい。それゆえに面白いけど疲れるという。笑。

ステージが次々と細切れでやってきて、ステージクリア後のひととき以外は息をつく暇がありません。

このゲームを面白く感じるようになるまでにはいくつかの段階があります。そこに到達できるか。乗り越えられるかどうか。

攻撃するたびに攻撃方法が変わるゲームって、なかなかレアなシステムだと思います。このシステムをこのバランスで形にしたのはすごいことだし、ゲーム好きなら体験しない手はありません。

楽しめる人を選ぶゲームだと思いますが、ちょっとスパイスの効いたアクションをやってみたい方にはオススメのゲームです。

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