「驚きの明治工藝」展に行ってきた。リアルを表現した超絶技法の数々を堪能!

  • ブックマーク

161010-odoroki-meiji00

上野の東京芸大美術館で開催中の「驚きの明治工藝」展に行って来ました。
うちの奥さんが、こういうちまちまっとした作り物が好きでして、誘われて観てきました。

ほとんど前情報なしで行ってきたのですが、思っていた以上に面白かったです。
みんなリアル路線で分かりやすいので、見るだけでも楽しめる展示だと思います。

場所は東京藝術大学大学美術館
場所は東京藝術大学大学美術館

「驚きの明治工藝」展

実はこの展覧会、写真撮影がOKでして、Twitterのハッシュタグ「#驚き明治」でみんなが撮った写真を見ることができます。

これを事前に見てから行くだけでも、展示品の捉え方が変わると思います。みんなのアツい想いも見られるので是非。
海外では撮影OKの展覧会が普通ですが、この文化、もっと広がるといいですね。

この展覧会は明治時代に作られた美術品・工芸品の展示です。
リアル趣向なものが多かったのですが、何故これを作った……と言いたくなるような素朴な題材なものも多数。

なかでも展示の顔だったのが「自在置物」でしょう。
鉄で出来ているのに、自由に形が変えられるスゴイ置物です。

入り口で迎えてくれる龍。これも動くのだとか。
入り口で迎えてくれる龍。これも動くのだとか。
これも動く。
これも動く。
鳥も動く。
鳥も動く。
魚も作っちゃったんだね。
魚も作っちゃったんだね。
海老もいた。
海老もいた。

次に目を引いたのは、木を彫って作ったリアリティのあるトカゲやカエル。生き物単体ではなく、トカゲやカエルが乗った竹や柄杓まで彫って作られているようです。

どうしてこれを作ったのか……。でも、これがすごく可愛らしいんですね。

竹の上を歩くトカゲ。本物みたい。
竹の上を歩くトカゲ。本物みたい。
柄杓の上のカエル。かわいいんだけど、どうしてコレを作ろうと思ったのか。
柄杓の上のカエル。かわいいんだけど、どうしてコレを作ろうと思ったのか。

他にも細かな細工が施されたお香入れや壺、信じられないほど小さな猿の置物など、見ていて飽きない展示品の数々です。数も丁度よく、ぐったりすることもないと思います。

超絶技法。
超絶技法。
大喜利したくなるやつ。
大喜利したくなるやつ。
ちんまりシリーズの言わ猿たち。多分500円玉とかに乗るやつ。
ちんまりシリーズの言わ猿たち。多分500円玉とかに乗るやつ。
サケ?木に盛り上げた蒔絵が美しい。
サケ?木に盛り上げた蒔絵が美しい。
この壺の上部にある文様が超絶技法。
この壺の上部にある文様が超絶技法。

明治時代の作品ってそんなにメジャーではないと思うのですが、明治も半端ない人がゴロゴロいたんだなあと感じられただけでも行って良かったなあ。ここから明治時代にちょっと興味が湧きそう。

毎回展覧会に行くと、「今日のナンバーワン」を自分の中で選定しているのですが、今回のナンバーワンは「柄杓カエル」かな! これほんとたまりません。

会期は10月30日まで。
ぜひ。

この記事も読まれています

  • ブックマーク