美味しい米の炊き方。土井善晴の「洗い米」がすごい!

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米の炊き方。確か僕は親に教えてもらったと思います。
そのやり方に疑問を持ったことはありませんでした。

今までのやり方というのは、

炊飯器の釜に米を測り入れる→
その釜の中で米を研ぐ→
研ぎ終わったら水を入れてしばらく放置→
炊飯スイッチを入れる。

というもの。

これで十数年やってきました。

だいたいの人がこの炊き方ではないでしょうか?
僕の親もこんな感じでやっていましたし、ウチの奥さんもほぼ同じやりかたでした。

ですが、実はこの炊き方は良くなくて、もっとおいしく炊く方法があるというのです。

そのやり方を理由付きで説明してくれるのがこちらの動画。
料理家・土井善晴さんの「洗い米 特別公開」という動画です。

10分ほどの動画ですが、淡々としながらも軽快なその口調で、あっという間に見られると思います。

「米は乾物。水に入れた途端に吸収がはじまる」
「水に入れて放置すると雑菌が繁殖する」
「寝る前にタイマーで放置するとどれほどの雑菌になるか」
「米のコンディションを良い状態に整えるのが、この洗い米」

などなど、米の特性を生かした、準備の仕方を教えてくれます。

というわけで、ウチでも早速やってみました。

実践・洗い米

ざるで米を研いで、研ぎ終わったら40分ほど放置。

驚くのが、放置しておくと米のかさが増えること。
湿った米が水を勝手に含んでくれて、体積が増えます。2合の米が2.5合くらいにはなります。

こんな感じで放置します。
こんな感じで放置します。

この時点で米はサラサラ。白っぽくなり、明らかに状態が変わります。

40分放置したら、米の量を測りながら炊飯器へ移します。

ウチではプラスチックのカップを使っています。
米をカップで炊飯器に移す理由は、米と同量の水を入れるために、米の量を計測する必要があるためです。

米を炊飯器に移したら、水を入れます。
水は前述のとおり、米と同じ分量を入れるだけ

カップに3杯米を入れたら、水も3杯。
だいたいの目見当で大丈夫です。

炊飯器の内側の目盛りは気にしません

炊き方は急速炊きでOKです。

炊きあがり。
炊きあがり。

では早速いただきます。

おおーうまい!
明らかに米の質感が変わっています。総合力が上がった感が半端ありません。割烹なんかで出てくるご飯感がすごい

この米だと、松前漬けとか、たらことか、ごはんですよとか、ごはんの友だけでどんどんご飯がいけますね。エンドレス白米…。

和食にめっちゃ合う。
和食にめっちゃ合う。

さらにすごいのは、冷凍したご飯がおいしいこと。
僕は冷凍ご飯の方が違いをより感じられました。

冷蔵庫で放置する方法も紹介されているので、「朝起きてすぐにご飯を炊きたい」というニーズにも応えられます。

この動画を知ってから、ウチではいつも洗い米でご飯を炊くようになりました。もうこの炊き方以外はあり得ません!

米を研いで放置するだけなので、面倒なことはひとつもありません。
炊きたてご飯が美味しすぎるので、食べすぎてしまうのが問題点でしょうか。

主食である米が美味しいことだけで、幸せなことだなあと改めて感じさせてくれる洗い米でした。
ぜひお試しください!

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