バーミキュラがやってきた。食材をこれでもかと美味しくする魔法の鍋。

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ご存知でしょうか、バーミキュラ。

鍋です。いま注文しても2カ月待ちというすごい鍋です。

メイドインジャパンの緻密な造形がウリなのだとか。

僕は全然知らない鍋だったのですが、奥様がずっと気になっていた鍋らしく。奥様が退職する際に、会社の皆さんから餞別で頂いたそうです。ありがたや。

バーミキュラの外観がスゴイ

蒸気機関車を思わせる黒鉄。
この無骨さ、たまらない。
ずっしりとした重量感。相当重い。

無骨でカッコイイ。

鍋とフタの合わせるヘリは、琺瑯の処理がされておらずザラザラしており、そのザラザラが美味しく食材を煮込むポイントなのだそうです。

フタと本体の接合部分を日本の職人が0.01mmの精度で削り出した」のだとか。すごいね。さすがメイドインジャパン。

こだわりのヘリの部分。ざらっとしています。

この鍋、野菜の無水調理が抜群です。
野菜が持つ水分を使って煮るのだとか。感覚的には「蒸す」といった方が近いのかな?

鍋の底には謎の模様が。これも必要な細工なのでしょうか。

鍋に付いてきたガイドブックによると、火加減がとても重要なのだそう。
コンロの火をうまく扱えて、ようやくこの鍋の特性を引き出せるようです。職人の道具感ある。

鍋の裏。こちらも謎の処理がされています。

根菜を煮込んでみる

早速、かぼちゃ・さつまいもを煮込んでみました。

かぼちゃとサツマイモを無水で煮込む。

基本的には切って、水を大さじ2杯入れて20分ほど煮込むだけ。

(奥様が喜々としてやっているのを僕は見ていただけですが。)

食べてみて驚きました。

いまだかつて、こんなにうまいかぼちゃを食べたことがありません。
かぼちゃに感動する日がやってくるとは。
さつまいもは焼き芋のような甘さになりました。

とろっとした、尋常ではないうまさ。

いずれもほくほくで、野菜本来の甘みが全面に出ています。って通販番組みたいなことを言いたくなるくらい。

いままで鍋なんてどれも同じって思ってましたが、全然違う
素人の僕がここまで味の違いに感動するんだから、これはすごい鍋です。

ただでさえ美味しい糸島の野菜のポテンシャルを、これでもかと引き出してくれます。
糸島の野菜に必要なマシンはバーミキュラだったか。魔法の鍋ですよこれは。

かぼちゃ、さつまいもの他に、とうもろこしや、タマネギなども同じ感じで最高の仕上がりになります。

トウモロコシもタマネギもヤバイ。

手入れが必要

鍋を洗った後には、縁についた水をすぐに拭き取り、油をささないと縁が錆びてしまうという手のかかりよう。

普段なら面倒くさいなーとしか思わないこの作業ですが、この鍋ならやってあげたいという気になります。
職人が自分の道具を手入れする感覚に近い。

いつもオリーブオイルをティッシュに染み込ませて、縁をなぞって手入れしています。

(料理をするのは奥様、片付けるのは僕、ということが多い)

料理道具へこだわるのも悪くない

ああ、高い道具を使うってこういうことなのか。
鍋ひとつでここまで変わるとは…と本当に驚きの鍋です。
ここまで変わるなら、料理道具への投資は積極的にやるべきではないだろうか。

素人だからこんなの要らない、普通に作れればいいよって思っていたけど、素人だからこそ良い道具を使った方がいいかもしれない。
道具が違うだけで、仕上がりが格段に違いますからね…。

まだ野菜しか煮込んでいないので、今度は肉系やってみたいところ。
鍋にはバーミキュラを使って作ることができる、レシピが紹介された本がついてきます。
全部美味しそうで、全部やってみたい…。

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