【糸島生活】糸島移住、どこに住む? 移住者視点で見る、糸島のJR各駅周辺レビュー。

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糸島のJR周辺の住環境や雰囲気に関するお話です。

移住して1年ちょっとが経ちました。

実際住んでみて、このあたりの土地にもすこし慣れてきたので、各駅の雰囲気や印象をまとめてみます。
糸島への移住や引っ越しを考えている方の参考になれば幸いです。

糸島、賃貸物件は結構多いので、色々と選べると思いますよ。

糸島移住、どこに住むか?

我々が糸島に移住する前、困ったのはどの辺りに住むか、ということでした。

土地勘がまったくないし、糸島での印象って「キレイな海がある適度な田舎」くらいしかなかったのです。

糸島の海はいまだに感動するレベル。

初めは、せっかく糸島に移住するんだから、海が見えるところが良いよねなんて、奥様と話していました。窓から海が見えるとか最高だよねーと。

ですが、糸島の下見に来たときに、不動産屋さんにちょっと話を聞くと、
「海の方の賃貸は少ないし、あったとしてもファミリー層が入れそうなマンションはほとんど空きが出ませんね」
とのこと。

また、たとえ海方面に物件があったとしても、ちょっと移動するのにも車になるし、電車に乗るにも駅までの移動が結構たいへんそうです。

そ、そうなのかー。
軽く考えていたけど、実は海が見えるところに住むのは割と難しいことが分かりました。

うん。でも、東京から移住することもあり、そこそこ利便性は確保したい。

そうなると、やはり住むなら、電車が使えるところが便利ではなかろうか。
JRは天神まで一本だし、空港までも一本。そう、地味に糸島はJRが便利なのです。

結局、JR沿線で賃貸物件を探すことにしました。

というわけで、長い前置きになりましたが、本記事は糸島JR沿線についての話題になります。
「もっと田舎での生活に興味があるんだ」という方には、参考にならないと思います。と先に書いておきましょう。

糸島のJR各駅周辺レビュー

糸島方面には、下記の駅があります。

「今宿駅」「九大学研都市駅」「周船寺駅」は福岡県西区です。
厳密には糸島ではないのですが、「糸島方面」と考えると、「今宿駅」くらいからが住宅地としてはターゲットになると思います。

↑至:福岡
今宿(西区)
九大学研都市(西区)
周船寺(西区)
波多江
筑前前原
美咲が丘
加布里
一貴山
筑前深江
大入
福吉
鹿家

↓至:唐津

まず初めに注意したいのが、電車の本数。
JRは基本的に1時間に4本くらいしか電車がありません。東京に住んでいる人はびっくりすると思います。

また、「筑前前原駅」から「鹿家駅」は、さらに本数が減少。
1時間に2本ほどになります。筑前前原駅から先は単線になるため、電車の本数が激減するのです。

なので、福岡市内に通勤する、もしくは頻繁に福岡市内に買い物などに出たい、ということであれば「筑前前原駅」より西側(福岡側)で探すことをオススメします。

さて、それでは、各駅周辺の雰囲気や印象をまとめます。
特に西の方は行ったことのない駅もありますので、あくまで印象ということで。

★今宿(西区)

糸島半島の付け根に位置する駅です。
住宅地が多く、人口密度は高めな印象です。

駅の北側だと海が近いので、福岡市中心街に近くて海のそばがよい、という方には一番向いている駅かと。

ここから西の駅に行くに従って田んぼや畑が多くなるのですが、今宿駅周辺はほぼ住宅でいっぱいです。

★九大学研都市(西区)

九州大学が糸島に移動してきてから、急速に栄え始めました。
糸島沿線では、一番近代的に見える駅周辺の環境だと思います。

駅前はキレイに整備され、どでかいイオンがあります。また、ドンキホーテや学生向けの安いチェーン店などが多め。

この駅の徒歩圏内であれば、生活に困ることはないと思います。

下記の「周船寺駅」「波多江駅」に比べると、家賃は1〜2割高い印象。新しめのマンションなどの賃貸が多いです。

そんな近代的に見えるこの駅ですが、ほんの少し北に行くと、田んぼや畑が広がっています。
夏は緑色の稲が広がり、壮観です。

九大近くの田んぼ。夕焼けがとてもキレイ。

★周船寺(西区)

まわりは完全に住宅街。一軒家が多めですが、ちらほらマンションもあります。家賃は安め。

駅前ってコンビニくらいあるのが普通と思っていたのですが、この駅前にはコンビニすらありません。

駅の北側にある唐津街道に出ると、小さな飲食店や、スーパーが並びます。
駅周辺のスーパーは、「マックスバリュ、マルキョウ、西鉄ストア」と充実しています。

★波多江

こちらも雰囲気は、ほぼ「周船寺駅」と同じ。
駅前にコンビニはありません。完全に住宅街で、家賃は安め。

波多江駅と筑前前原駅の間には、「マックスバリュ、サニー(スーパー)、マクドナルド」が並んでいる広いエリアが。また、波多江には、あまおうどらやきで有名な伊都きんぐの支店もあります。

「波多江駅」と「筑前前原駅」の間には2019年春に「糸島高校前駅」という新駅ができます。
駅付近では区画整理が行われていて、新たに住宅などができるようです。

★筑前前原

筑前前原は糸島の中心街です。

糸島市役所や図書館があり、食事ができるお店も多く、交通量も多め。賑わいを感じます。
特に、飲食関係は充実していて、美味しいお店が多いです。

家賃は「周船寺駅」「波多江駅」の同じ条件の物件に比べると、1〜2割くらいはアップする感じ。

また、この「筑前前原駅」が始発になる電車が多いので、なにかと便利だと思います。

★美咲が丘

新興住宅街。キレイに整備された区画が壮観です。糸島にこんなキレイな住宅街があったのか!と驚きました。この区画で売出し中の一軒家のチラシがよく入ってきたりします。

ただ、頑張って切り開いたのか、急坂が多く、自転車は電動じゃないとしんどそう。

そして美しい住宅街に比べて、なぜか駅がめちゃくちゃダサい。なんでこんなカラーリングにしたの?っていう黄色と赤のペインティングに度肝を抜かれます。

街はとてもキレイで、家賃も安い。
ですが前述の通り、ここは単線になり電車の数は1時間に2本ほど。正直電車の便はよくありません。

★加布里・一貴山・筑前深江・大入・福吉・鹿家

ここからはまとめてしまいますが、「加布里駅」以降は、相当田舎の部類に入ってきます。
一応住宅街はありますが、生活の便はうーん、都会からの移住だと厳しいな?と思います。

特に「大入駅」あたりから先は、田舎のレベルがあがります。
このあたりになると「田舎ぐらしを楽しむ」という別の目的が必要になってくると思います。

まとめ

糸島は夕焼けもめちゃくちゃキレイ。

JRを使って日常生活をするのであれば、「筑前前原駅」までが現実的かなと思います。

その中で家賃を抑えたいなら「周船寺駅」「波多江駅」。
ちょっと家賃を多く出しても良いということであれば、「筑前前原駅」「九大学研都市駅」がオススメです。

といっても、家賃は東京に比べるとべらぼうに安い(ウチは3LDKで65,000円です)ので、家賃はそこそこ出せるよという人はそこそこ良いところに住めると思います。

「周船寺駅(福岡市西区)」から少し西に行くと、糸島市との境界線があります。
福岡市と糸島市は、ゴミの捨て方やインフラの契約などがガラッと変わるので、そこも念頭に置いて検討してみてください。

よき移住計画を!

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