東京ヴェルディの2019年のユニフォームがカッコいいと話題です。
何より革新的なのは、ユニフォームに使う色の統一感。
ベースのグリーンにゴールドというシンプルな組み合わせ。
2019シーズン 東京ヴェルディ新ユニフォーム発表のお知らせ
https://www.verdy.co.jp/news/7603
そして、驚くのは、企業ロゴ・背番号が全てゴールド一色で統一されたこと。
これにより、ユニフォーム全体が一つの完成されたビジュアルとなりました。
この実現は一筋縄ではいかないことは想像できます。
なにせ「企業が決めたロゴのルールを壊す」ということですからね。
ロゴを外部で使用する際には、厳格にルールが決められています。ロゴのモノクロのパターンは用意されているはずですが、1色着色のパターンでも色は厳密に決まっています。
企業はロゴを作るために莫大な予算を使っているわけで、企業自体のイメージをコントロールするためにその表示ルールが存在しています。
今回はそれを曲げて、ユニフォームに合わせた色を優先させたのはまさに英断だと思います。
ユニフォームを作った側、それを受け入れた企業側両方に拍手!
サポーターからの支持も拡大し、結果としては企業の価値も上がるのではないかと想像します。
ヴェルディの新ユニフォーム、カラーバランスに配慮してスポンサーロゴまで同色に纏めてるのがとても素晴らしい…!
コーポレートカラーとか様々な法務的な問題も絡んでくる話なので、これを実現した担当さんと理解のあるスポンサー企業さんの双方に他サポですが拍手を送りたいです…。 pic.twitter.com/QQBn2TAKHh— ぷれすと (@Presto0255) 2019年1月19日
そして、それを実現するための交渉の手腕も見事だと思います。
下記はご担当者さんのツイート。
ありがとうございます。
クラブとして最高のユニフォームを作りたかったという想いもありますが、カラー統一でデザインを美しくする事がパートナー企業様のイメージをより高められると確信して交渉しました。
結果的に非常に喜んで頂けたので、本当に嬉しかったです!— Ryo Sagawa (@ryowen_11) 2019年1月20日
この件は、各クラブの中の人界隈でも話題になっているようで。
本当にこれ簡単なことじゃない!
ジェフの場合は、富士電機さんのロゴカラーを変えたり、英語にしたりするだけでもだいぶ雰囲気変わると思うので一度勝手に富士電機さんのロゴカラー変えて提案したけどダメでしたwこれはスポンサー企業の理解が凄まじいです、間違いなく。 https://t.co/bEBCWtMQ8z
— 西巻 拓自@ZOZO (@TakujiNishimaki) 2019年1月19日
これは本当にすごいと思います。私の個人的な悲願でもあります。正直、私たちのような市民クラブはスポンサー様のご意向を無視することはできないので、リーグでレギュレーションを決めていただきたいと切に願っております(という話をJのマーケ検討会でも力説してきました)。 https://t.co/KoOhXpmlsd
— えとみほ (@etomiho) 2019年1月20日
他のチームのスポンサーも、ロゴカラーの統一をやらないからといって理解がないとかダメとかいうわけではなく、決められたルールの中でスポンサー契約をしている中で、むしろそのまま表示することが普通というか当たり前だと思います。
ただ、ヴェルディの件は、なんらかのブレイクスルーになるかもしれません。
そうそう。僕が応援しているコンサドーレのユニフォームのロゴは、2019年から「白い恋人」から「石屋製菓」のロゴへ入れ替わります。アジア戦略、企業の戦略等、さまざまな思惑はあると思いますが、ユニフォームへのロゴの馴染み具合はよく、評判も上々です。
サポーターにとっても、カッコ良いユニフォームを持つことは誇りのひとつになると思います。そういう意味でヴェルディのユニフォームの売れ行きや、今後の評判がどうなっているかは気になるところです。
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グッズへの期待
今後、Jのグッズは各チームで自由に作ることができるようになったと報道がありました。
(サカノワ)規制緩和でJクラブが来季から自由にグッズ販売…タオル、旗、Tシャツなど
http://sakanowa.jp/topics/12378
いきなり露出マックスのユニフォームからではなく、このようなグッズから少しずつテイストを変えていって様子を見ていくこともできると思います。
いかにもロゴがばーんと置いてあるだけではない、持っていても違和感のないデザインやグッズ、持ち歩きたくなるさりげないカッコよさも取り入れていって欲しいですね。
今後の各チームのグッズなどにも注目して行きたいと思います。
特にヴェルディのビジュアル戦略には注目ですね。
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