今年も「唐津やきもんまつり」に行ってきました!
このイベントは、ゴールデンウィークに唐津市内の中心部で開催される、唐津焼の作品が買える焼き物のお祭りです。
去年も行ったのですが、今年もお気に入りの器を見つけるべく参戦です。
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駐車場情報
ゴールデンウィークということもあり、駐車場が一番心配でした。
有田陶器市などでは、公式サイトに駐車場の状況が逐一アップされていくのですが、唐津やきもん祭りの場合は、公式サイトに駐車場情報の項目すらありません。
とりあえず駅前に大きな駐車場がいくつかあるのを確認した上で、車で現地に向かうことにしました。
唐津駅周辺に到着したのは11時すぎ。
さて。駐車場はというと、心配は杞憂でした。中心部の駐車場はほぼ空きあり。いやー、よかったよかった。
数ある駐車場の中から、「アルピノ」という商業施設に停めることにしました。
ここは1時間100円と安めの設定です。
町に点在する他の駐車場は30〜40分で100円くらいで、最大料金設定ありのところも。
ちなみに、唐津城前にある駐車場は満車でした。
今の時期は藤が見頃なので、唐津城に観光客の足が向いているのかな。
唐津の町全体を使う展示
やきもん祭りは、唐津市内の中心部を中心に行われます。
唐津駅前の商店街の中に、展示スペースが点在しているかたち。
使っていない空き店舗をギャラリーとして使っているのです。
町の中に密集しているので、客は町の中を歩きながら作品を見て回る格好になります。
開催場所もそんなに広くはないので、全然歩ける会場です。5.6km歩いて9000歩ほどでした。
唐津市内をゆっくり歩くのは風情があって、なかなか楽しいです。
そして、想像以上の空き具合。
行く前はゴールデンウィークでの開催なので、やはりそれなりに混雑していると思っていました。
が、町は思った以上に空いていました。
実は去年にもこのやきもん祭りに行ったのですが、去年は平日、今年は祝日に参戦。
いずれも込み具合は同じくらいだったので、毎年このくらいの人出なのだと思います。
もしかすると、今年は10連休なので、出足がバラついていることも原因の一つかもしれませんね。
でも他の陶器市と比べて、唐津はこのくらいのこじんまりした雰囲気が、差別化にもなって良いのかもしれません。
殺伐とした雰囲気はなく、観光客もお店の方もかなりのんびりとした雰囲気。
天気も良かったので、散歩しながら唐津焼を見学するといった趣があります。
そして、展示はどこも趣向を凝らしていて楽しい。
小さな町ではありますが、町の中のスペースを工夫して使い、素晴らしい展示を行っています。
ガレージのような広大なスペースや、昭和の雰囲気のある洋館など、建物自体にも味があって、それを楽しむのもひとつの醍醐味です。
それぞれのお店には作家さん自らが売り子として立っているのが共通点。
中には作家さんとご近所さんと思われる人がおしゃべりして話し込んでいるお店や、奥のほうで待ち構えているようにみえるお店もあり、やや入りづらいところも。
こういう雰囲気を含めて、唐津の町自体を楽しむ側面もあるおまつりだと思います。
唐津焼、やはり渋くてカッコいい
唐津焼、無骨で素材を生かした器がカッコよくて大好きです。
このようなお祭りでは、実際に手に持てるところがよいですね。
手に持ってみると、小さいのにめちゃくちゃずっしりしているぐい呑や、ざらっとした質感がたまらないお皿など、触ってはじめてわかるものがたくさんあります。
気になったものはとりあえず触ってみる、というのが良さそうです。
値段の方はピンきりで、数百円の小皿から、数万円の大皿まで。
買い食いはあまりできない
このようなイベントの町歩きで楽しいのが買い食いです。
ですが、唐津やきもん祭りの場合、屋台的なものがあまり出ておらず、食べ歩きができません。
唐津神社のそばには、お祭りに出店していそうな屋台はあったのですが、販売している人はいませんでした。
今回目にしたのは、揚げたかまぼこ、ギョロッケ、豆腐、からつバーガー、たこやきなど、結構渋いラインナップ。
その中から食べたのが「ギョロッケ」です。
カレー味と塩味があったので、1つずつ買って妻と半分づつ食べてみました。このサイズで1枚80円。
サクサクの衣の食感がいい感じ。ちょっと薄めの厚さのギョロッケ本体の食感と合わせて、スナック的に食べられます。うまーい。
腹ごしらえ
歩き回るとお腹が空いてきます。
町はそんなに大きくないので、ごはんを食べられるお店も多くはありません。
いくつかランチをやっているお店の中から「ふじや」という雰囲気の良さそうなお店を発見したので入ってみました。
お店に入ったのは13時半ころで、この時間に残っていたランチメニューは「牛テールカレー(750円)」のみ。
できたばかりのお店なのか、とてもキレイで居心地のよいお店でした。
カレーは甘くてトロトロ、意外とボリュームもあり美味しかったです。
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戦利品
今回の戦利品はぐい呑と黒い取り皿。
ぐい呑は2,000円。
洋館の素敵な展示スペースの奥に飾られていました。
ここの作家さんの作品、みんないい感じだったなあ。
もうひとつ買ったのが黒い取り皿。
このくらいのサイズのお皿はよく使うので、1つ欲しかったのですよね。
見た目に反して、意外にずっしりと重くて、持つたびにその良さや存在感を堪能できそうです。
おわりに
九州ではゴールデンウィークにたくさんの陶器市が開かれます。
有田、波佐見、唐津、伊万里などなど。
有田は120万人の人出だそうで、規模が全然大きい。
大きな陶器市の場合、安く売ることが基本になっていますが、唐津はそれとはコンセプトそのものが違い、安売りはせずじっくりと見てもらう、ということに力を入れているように感じました。
混雑もなくゆっくり見られるのも良い。
この穏やかな雰囲気の陶器まつりもなかなか楽しくてオススメです。
また、期間中は、唐津焼の食器を使ったお店とのコラボレーションなども開催されているようです。
(けっこう良い値段の食事だったので行きませんでしたが……)
実際に使ってみて唐津焼の良さを知る、というのも理にかなっていて良いですね。
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