先日、Githubからこんなメールが届きました。
You recently used a password to access the repository at リポジトリ名 with git using git/2.27.0.
Basic authentication using a password to Git is deprecated and will soon no longer work. Visit https://github.blog/2020-12-15-token-authentication-requirements-for-git-operations/ for more information around suggested workarounds and removal dates.
「あなたはパスワードを使ってGitを使いました。Gitへのパスワードを使ったベーシック認証は非推奨で、まもなく機能しなくなります。」
とのこと。
つまり、どうすればよいのか。もう少し調べてみると「今後は2段階認証を設定して、アクセストークンを使ってGit操作をしてね」ということらしい。
下記のQiitaの記事に丁寧にまとまっています。
https://qiita.com/hiro5963/items/da0b9bcfa512bf0cb833
私はがっつりとGithubを使っているわけではなかったので、2段階認証の設定はしていなかったのですが、アクセスできなくなるのは困る。というわけで、この機会に設定を行いました。
環境は「MacOS + SourceTree」です。
同じ環境の方は参考にしてみてください。
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手順の概要
手順の概要はこんな感じ。
①Githubで2段階認証を設定する
②Githubでパーソナルアクセトークンを作成する
③SourceTreeからGithubにアクセスできるよう設定する
ひとつずつ見ていきます。
①Githubで2段階認証を設定する
公式ガイドが思いのほか丁寧です。
下記ページの「2 要素認証を設定する」の項目を見ながら設定しました。
この手順の中で、「TOTP アプリケーション」を使用するとありますが、「TOTP アプリケーション」とは、Githubにアクセスするための認証コードを自動的に生成するアプリです。
私はiPhoneの「GoogleAuthenticator」を使用しました。
また、上記の手順内にも出てきますが、リカバリーコードは必ず手元に保存してください。
②パーソナルアクセトークンを作成する
①の2段階認証の設定を行うと、Gitの操作ができなくなるようです。
そこで必要になるのがパーソナルアクセストークンです。
私は下記の2ページを参考にしました。
https://qiita.com/MATTENN/items/7009eed1de1e46f99544
https://mseeeen.msen.jp/access-github-with-sourcetree-with-two-factor-authentication/
パーソナルアクセストークンを設定する際に、スコープの設定というチェックボックスを入れる項目があります。
いろいろと調べてみたところ、「repo」にチェックが入っていれば、基本の操作は問題なくできるようです。
各スコープがどんな役割をするかの一覧は、下記の公式ガイドにまとまっています。
https://docs.github.com/ja/developers/apps/scopes-for-oauth-apps
あとで権限を変更したい場合は、トークンを再発行すれば良いようなので、気軽に設定してOKだと思います。
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③SourceTreeからGithubにアクセスできるよう設定する
こちらも②と同様のページを参考にしました。
https://qiita.com/MATTENN/items/7009eed1de1e46f99544
今までGithubにアクセスしていたアカウントを編集し、パスワードに②で発行したアクセストークンを入力します。
認証タイプ:Basic
ユーザー名:あなたのユーザー名
パスワード:②で取得したトークンをコピペ
プロトコル:HTTPS
これで無事SourceTreeからGithubにアクセスでき、pushやpullの操作も問題なくできるようになりました。
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