今日はようやくと言うべきか、オムライス専門店「ラケル」に行ってきた。
この界隈を歩いていて、前から気になっていたのだが、どうも入りにくい外装だったので敬遠していたんだ。
「オムライス専門」というだけでも可愛らしいビジュアルにしかならないのに、パフェやワッフルなども提供しているらしく、店外にはピンクや黄色のカラフルなサンプルやポスターが並んでいる。
これではおっさん1人ではとても入りづらい。
でもおっさん、オムライス大好きなんだ。
いつか行ってやろうとタイミングを虎視眈々と狙っていたわけだ。
今日は運良くというべきか仕事のミーティングが長引き、ランチを摂るために会社を出発したのが15時半になってしまった。
今日なら行ける。
あの店に。
一目散にあの店に急いだ。
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ラケル
狭い階段を下り店に入る。
薄暗い店内には思った以上に人がいた。
アルバイトのウエイトレスも客も一様にみな若く、微妙な居心地だ。心なしか、なんであんたみたいな中年が…?と蔑まされている気がする。
でも、なんでもいい。
とりあえず潜入に成功した。
店内は意外にも落ち着いた色合いであるが、チェックのテーブルクロスや花形の照明など、基本的に「レトロかわいい」で推している。

さて…と、メニューを見て挙動不審になる。
多すぎる。種類が。20種類はあるだろうか。完全にオムライス専門店を舐めていた。

ハンバーグやパンがセットになったものまである。ハンバーグはまだ分かるが、パンってなんだよ…。
やっとのことで選びきったのは「ビーフ煮込みソース」のオムライス。
ケチャップがかけてある普通のオムライスが食べたかっただけなのに、なかなか見つからなかった。王道ビジュアルのオムライスにはパンが付いていたりする。パンは要らないのだよパンは。
先にセットのコーンスープとコーヒーがやってきた。
そしてすぐさまオムライスがやってくる。スープから2分も経っていない。
早い…。心の準備ができていない。
だが、落ち着いてよく考えてみると、ソースとご飯は作り置きだとするなら、調理は卵で包むだけか。
これがオムライス専門店の常識的な早さなのかもしれない。
「ビーフ煮込みソース」のオムライス
気を取り直してオムライスを見物する。
ここのオムライスはしっかり焼いた卵系だ。半熟を売りにするようなお店ではないようだ。それはそれで潔いではないか。
オムライスにスプーンを入れて愕然とした。
中身は…グレーのライス…。チキンライスではなかった。
オムライスはチキンライスだろうが!
私としたことが迂闊だった。
全てのオムライスはチキンライスだと疑わなかった。メニューの写真は卵に包まれた写真だ。中味を伺い知ることはできない。自分だけの勝手な想像で中味がチキンライスだと信じ込んでしまったのだ。
何気なくメニューに目をやると、各メニューの左肩にアイコンが付いている。
中には「チキンライス」のアイコンが付いたものがある。
やられた。
黄色背景に黄色のアイコン。これはわかりにくいだろう。

そして、さらに謎なアイコンを見つける。「ドライカレー」。卵の中のご飯にドライカレーを使っているという。合うの…?
…この店のオムライスを頼むときは、メニューをよく見ることをお勧めする。思った以上に細かな情報が記載されている。よく読まなかった自分の負けだ。
気を取り直してオムライスに取り掛かる。
ライスは固めでパラパラだ。よく見ると十穀米のような妙な食感の米が混ざっている。オムライスの米に十穀米を求める人がいるのか?
次から次とトラップの多い店だ。
しかし。そんなことを思いながらも、口に運ぶスプーンは止まらない。卵とソースとご飯の組み合わせは最高だ。
これがオムライスの魔力だ。
ざくざくと食べ進めることができるので、あっという間に完食してしまった。これではまるで「うますぎて止まらなかった」みたいではないか。
オムライスは皆、早く食べられるようにできているだけだ。
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ごちそうさまでした
なんだかんだ書いたが、ぺろりと完食だ。
今度はチキンライスの王道ビジュアルオムライスを食べたいものだ。
思った以上に店内は落ち着いていたし、「ランチタイム」の時間の区切りがないので、遅めのランチにも対応できるところも良い。
ただ、もしあなたもこの店に行くのであれば、メニューをよく見ることをお勧めする。
「ラケル 新宿西口店 (RAKERU)」
東京都新宿区西新宿1-12-7 第2清新ビル B1F
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13000800/
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