法事で上京したタイミングで、日本橋にあるホットケーキ屋さん「花時計」に行ってきました。
ここでは昔ながらのホットケーキを食べることができます。
茶色い円盤型のクラシカルなタイプですね。
妻がこういうホットケーキが好きなのですが、福岡ではなかなか食べることができないので、今回の上京に合わせて行ってきました。
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花時計の様子
お店は東京駅から徒歩10分弱。日本橋の近くになります。
東京駅発の、成田への高速バスの乗車前に時間を見つけて行ってきました。
お店は地下にあります。
同じビルの一階にも似たようなカフェがあるので、間違わないように注意してください。
中に入ると席は7割ほどが埋まっている状況。
ほとんどが1人客で、OLさんが多めですが、意外とサラリーマンもいたりします。
店内にはピアノのクラシック。
年季の入った店内に、重厚なテーブルセット。
歴史を感じる内装です。
注文のルール
注文にあたって、ドリンクのみの注文はできません。
必ずホットケーキを頼まないといけない仕組みになっています。
(※これはお店に入る前にも張り紙が書かれています。)
ホットケーキをメインに楽しんでね、というお店の気概を感じますね。
というわけで、ホットケーキとドリンクのセットを注文。900円。
クラシカルなホットケーキを堪能
先にサラダが出てきました。
果物がちょこちょこ乗った小さいサラダ。
軽くドレッシングがかかっていました。
そして、10分ほどでホットケーキがやってきました。
古き良き、ザ・ホットケーキ!
二枚重なったホットケーキの上には四角いバターが乗っていて、これが時間が経つごとにゆっくり溶けていきます。
各席に設置してあるシロップをかけてみると、ほとんど粘性のないサラサラのシロップでした。
さっそくいただきます。
強めに塩気の効いたバターと、サラッとしたシロップの組み合わせがとてもよい。
サラサラの甘さを抑えたシロップもベトつかず爽やか。これもくどさを抑える計算されたシロップなのだろうか。
食感はめちゃくちゃふわふわ!とか、口触りが最高!というわけではなく、どちらかというと普通のホットケーキ。
初めは普通のホットケーキだなあと思っていたのですが、食べれば食べるほどもっと食べたくなる不思議な感覚。素朴ながら飽きの来ない、いくらでも食べられる不思議なホットケーキ。
考えてみれば、ホットケーキってアクセントのつけようがない均一な食べ物なわけで、クリームもなにもない単体で勝負するってすごいことなのかもしれません。シンプルがゆえに、ごまかしが効かない食べ物ということに気が付きました。
酸味のあるコーヒーがこれまたよく合うんだな。
お店の雰囲気
お店はご夫婦と思われる二人で切り盛りされている様子。
しかし、ずっと真顔でてきぱき。ニコリとしない接客。
これもこのお店のスタイルなのでしょうか。と思ったら、たまに常連さんと思わしきお客さんと雑談しているシーンも。
この空間は、コミュニケーションを含めて楽しむというよりは、自分のペースで親父さんが作ってくれたホットケーキと対峙する場所なのかなーとも感じました。そういう意味ではストイックな場所なのかもしれません。
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ごちそうさまでした
久しぶりに、こういう古き良きホットケーキを食べた気がします。
東京駅、都会のど真ん中にこういうお店があるとは。
お店のことを調べてみると、このお店は神田にあったフルーツパーラー「万惣」で修行をしたオーナーさんが構えたお店なのだそう。1985年オープンというので、かれこれ35年近い歴史があるのですね。
そのような伝統も楽しめるお店だと思います。
ごちそうさまでした。
「花時計」
東京都中央区日本橋1-7-12 北ビル B1F
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13022432/
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