中谷彰宏さんの「片づけられる人は、うまくいく。」読了。
片付けに関する65個のポイントが紹介されている。
「片付けで人生が変わる」「片付けられる人は仕事もできる」「モノを捨てる基準」「モノを減らしてオシャレになる」「捨てることでスピードがあがる」といった、大きなテーマから細かなテーマまで盛りだくさんだ。
ここではこの本を読んで、特に共感したポイントを3つご紹介。
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1.ゴミ箱をいつも空にしよう
− 『ゴミをゴミ箱に入れたからといって安心は禁物。「ゴミ箱にゴミがゼロ」という状態にすることが大切。ゴミ箱にモノがあふれている状態だと、それか無意識に視界に入り脳がイライラした状態になるという。』
なるほど、この視点は今までなかった。ゴミ箱に入れさえすれば、それでOKと思っていた。
そこで、ものは試しとてゴミ箱を空にする頻度を上げてみた。
私は趣味でジョギングをしているので、ジョギングに出る際(週3〜5回)に、各部屋・洗面所・寝室・台所のゴミを集めるようにしてみた。
そんなにゴミがたまっていなくても、とりあえずジョギングに出るときにはゴミを集めて捨ててみる。
そうすると、空の状態のゴミ箱を見ることが、思った以上に気持ちがいいことに驚く。
ゴミ箱に余裕がある状態は気持ちにも余裕が出る。
逆にゴミ箱にゴミがたまっている状態は、常にゴミと一緒に生活をしているとも言えるので無意識にストレスがたまるのだろう。
2.片付けは回数だ
− 『片付けや掃除で大事なのは質ではなく回数。一気に部屋を片付けようとしても挫折してしまう。とにかく作業を小さい単位に落とし込んで、数をこなそう。』
生活をしているとどうしても埃や髪の毛などが床にたまってしまう。
これを解消するには掃除の頻度をあげるしかない。
掃除の頻度を上げるには、掃除を頻繁にできるような仕組みと意識を持つこと。
前に読んだヘヤカツ本を参考に、部屋の汚いレベルが気になる前に掃除機をかける習慣をつけてみた。
→ヘヤカツ本を読んで始めた「ある習慣」で生活が変わりそう
この習慣をつけると、とても気持よく生活できるようになった。
逆に忙しい日が続いて掃除ができず、部屋が埃っぽくなってきたらそれ自体が生活に対するアラートと言える。
3.料理のできる人は台所がキレイ
− 『料理が上手な人は、常に片付けながら進行する。料理が完成した時には台所には何も乗っていない。』
これも痛いほど同意。
自分もよく自炊をするのだが、自炊をはじめたころは目も当てられないほど、台所が悲惨な状態になっていた。
こぼした野菜の切り端や水はそのまま。使った調理器具は出しっぱなし。
どうせ最後に片付けるのだから汚しっぱなしでいいじゃんと。そう思っていた時期が自分にもありました。
しかし、この汚れた状態で料理を進めることが思った以上にストレスになる。
どんどんモノを広げて置くので、最後にはスペースがなくなる。スペースがなくなるからモノを無理やりどかす。汚れの上にモノを置き、さらに汚れる悪循環。
小さな切れ端は確実に捨てる、水や液体をこぼしたらすぐに拭く。ちょっと空き時間ができたらひとつでも使った道具を片付ける。
これができるだけで、感じるストレスが全然違ってくる。
自分のできる範囲でいいので、片付けながら物事を進行する。料理だけではなく、他のことにも言えそうだ。
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自己肯定感をあげて、生活を楽しく
この他にも全65個の、たくさんのポイントが紹介されている。
・こぼれるのはこぼれやすいところに置いていたからだ
・片付くと、余裕が生まれる。
・やる気のないときは片付ける。
あたりも個人的に気になったポイント。
この本を通じて、よく出てくるキーワードが「自己肯定感」。
「自己肯定感」といっても大げさなものではなく、「片づけによって自分に自信をつけて、いいサイクルを回そう」くらいに捉えている。
片付け自体が目的ではなく、片付けによっていかに豊かに生活をするかというヒントが散りばめられた本だ。
逆に自己肯定感が下がるような物や行動は捨てる。捨てる基準を自己肯定感で判断するとよい。
この考え方は、こんまりさんの「ときめかないモノを捨てる」という表現と似ていると感じた。
この本を読んでひとつでも気になる「いいかも!」という習慣が見つかったら、まずはそれを実践して実感してみるのはどうだろう。
実際に体感して「なんかいいかも」と思える習慣を積み重ねていけば、生活がより楽しくなっていきそうだ。
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