「走る」といえば、足がポイントになると思っていた時期が自分にもありました。
でも、違う。マラソンは、足だけでは走り切ることができません。
足だけで走っていた時期、僕は足首の怪我をし、ランナー膝になり、痛くて痛くてしばらく走れない時期が続きました。
ランナー膝を発症した時は、一生この痛みと付き合っていかないといけないのかと本気で思いました。それくらいあの膝の痛みは酷い。
そこであるときから走り方を変えました。
それから僕は一度もランナー膝を発症していません。
ランナー膝に悩まされている方、一度、これからご紹介する走り方にトライしてみてください。
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マラソンは全身運動
膝を痛めた時期にいくつかの本や記事を読んで分かってきたこと。
それは「マラソンは上半身を含めた全身運動」だということ。
足は車で言うところのタイヤくらいの存在。
地面に接地する役割を持つというだけで、そこだけを意識してもダメ。
「ランナー膝には足の甲の外側で着地すると良い」という記事を読んでやってみましたが、痛みが出ました。足だけ意識してもダメなんです。
足だけで走ろうとすると、衝撃を足のみで吸収しないといけないため、当然足だけに負担がかかります。
結果として膝や足首に無理がかかってしまう。
ちなみにここで言う「足だけで走る」とは、「足以外を意識していないこと」と考えていただければ大丈夫です。
ではどうするか。
体全体を使って走ること。
これです。
2つポイントがあります。
1.衝撃は腹を含めた上半身で受け止める
地面からの衝撃は足だけじゃなく、腹を含めた上半身で受け止める。
腹をひっこめつつ上に軽く持ち上げて走ると、腹で衝撃を受け止める感覚がわかると思います。
ふとももから腹筋までを一直線にして衝撃を受け止めるイメージです。
こうすることで、足への負担を減り、ダメージを分散することで長距離を走り続けることが可能になります。
2.ひねりで走る
ふたつめに肩甲骨を近づけて、肩を前後に旋回させながら走ること。
肩を旋回させると体にひねりが生まれます。体をひねることで足が勝手に前に出て、体が前に進みます。
足の動きはあまり意識しませんが、着地時に体の上で着地するように意識します。
理論が分かる2冊の本
このあたりを納得感を持って解説してくれるのが次の2冊。
これを読んで頭の中に電球がピコーンとしました。
僕の説明なんかより、もっともっと分かりやすく解説してくれているので、是非読んでみてほしい珠玉の2冊です。
「腕を振って走れ」ってよく聞くけど、なんで振るとよいのか、その原理がよくわかる本。
マラソンって原理をよく知る必要があるスポーツだと気付かされます。走るだけなのに奥が深い。
ちなみに「マラソンは上半身が9割」の著者の細野さんはワークショップも開催しているようなので、興味のある方は参加してみるのも良さそうです。直接指導が受けられます。
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まとめ
「上半身を含めて走る」
これに気づくのに数年かかりました。
だってよく考えたら走り方って教わった記憶ないですもんね。
僕は怪我をして遠回りはしたけど、今は全然怪我なく走れるようになったので結果オーライかなと。
本を読んでも、体感しないと分からないので、とにかくトライして感覚を掴んでください。
ポイントさえ抑えれば、他の部分(走るピッチや腕を振る角度など)は自己流でもよいと思います。
なんとなくコツが掴めてくると、走るのが今より断然楽しくなります。
ランナー膝を克服して、楽しく走りましょう!
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