以前、ランナー膝になってしまい3〜4キロ走ると膝に激痛が走るようになってしまったことがある。
あれは本当に痛くて、その後ほとんど走れなくなってしまう。これから先、一生走れなくなるんじゃないだろうか…と思ってしまうほど。
最近走り方を変えてから、ランナー膝になることはなくなった。
「マラソンは上半身が9割」という本を読んでからだ。
重心の大切さについてわかりやすく書かれた本で、特に上半身への意識について説かれている。
膝痛に悩まされている人は是非読んで欲しいと思う。自分はこれを読んで走り方を変えてからランナー膝になることはなくなった。
この本を読んで、自分なりに掴みつつあるコツが下の2点だ。
1)お腹全体で衝撃を吸収する。
2)膝に負担をかけない着地をする。
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1)お腹全体で衝撃を吸収する
本には「重心を高く保ち、前に倒れ込むように走るべし」ということが書かれている。
初めはこの言葉通りに試してみた。
しばらく試行錯誤しながら走っていたのだが、徐々になんとなくコツがつかめてきた。そのコツを明文化すると…
お腹全体を上に引っ張りあげ、胸を張ってお腹を締める。そして腹全体で着地するイメージを持つ。
アバラの下あたりから足が生えている想像をして、腹から足を進める意識で走る、といった感じ。
こうすると体の中に一本芯が通ったような気持ちになる。
ジョギングをする時は足に意識が行きがちだが、これだけの体重があるのに、足だけで走ろうとするとそりゃ無理が来て当然。
上半身への意識を常に持つことで、体全体を使って足を進めることができるようになる。
頭のなかでアバラの下から足が生えている想像をするだけで、お腹に力が入るから不思議だ。
2)膝に負担をかけない着地をする
本には「着地は自然に、あまり考え過ぎない」「かかとだつま先だと意識しない」と書かれている。
とにかく重心とお腹を意識しながら走り、足は自然と出るにまかせて着地をしていたのだが、着地の時にバタバタと音が出てしまっていた。
着地の時に音が出るということは力が逃げてしまっている、ということらしい(この本に書かれていたのかは不明だが、どこかで読んだ気がする)。
そこで、どうしたら音が出なくなるのかを考えながら走ってみた。
具体的には膝を意識的に高く上げて、道に対して斜めからではなく気持ち上から着地すると、着地音が小さくなる。着地音が小さくなると、不思議と足が滑らかに進む。
足を滑らかに動かす感覚が分かってくると、意識をしなくてもいい感じにスピードに乗れるようになってくる。体全体でいい循環が生まれている感じだ。
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ランナー膝の解決策
上記の2点を意識することで、ランナー膝の症状が出なくなった。
ランナー膝の対処法は、アイシングやマッサージなどではなく、根本的に走る時のバランスの意識を変えることだと思う。
ランナー膝になるということは、走る時のバランスが悪いのだろう。
長距離を走る場合、少しのバランスの悪さが積もり積もって結果として膝に出てくる。
自分は普段から姿勢が悪いので、それがジョギングにもモロに出た形になったのだと思う。
そして、「足」ではなく、「体全体」を使って走る意識を持つことで、荷重を分散して膝への負担を軽くできる。
この走り方にしてから、ランナー膝の症状は出ないどころか、「もっと行けるかも」とぐんぐん走れる感覚になることがある。
ランナー膝に悩まされている人は、この本を読んで重心への意識を考えてみるのがオススメです。
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