東京から福岡へ移住を決めた我々夫婦。
引越しを決めた当初も今も、僕はフリーランスとして働いています。
奥さんも4月いっぱいで退職し、無職夫婦となりました。
移住に関していろいろと不安はありましたが、なかでも一番大きな不安が「フリーランスで賃貸が無事借りられるのか」ということでした。
「フリーランスは信用がないから会社員のうちに部屋を借りておけ」なんてよく聞く言葉です。
しかも、僕がフリーランスになったのが2017年の1月。この時点で4ヶ月ほどしかフリーランスの仕事をしていないため、実績的にもかなり不安であります。
その時点で収入はしっかりありましたが、それが未来永劫続くかは(誰にも)分かりません。
移住を決めた我々ではありますが、住む場所が借りられなければ、そもそも移住どころではありません。
フリーランスで賃貸物件は借りられるのか。何か条件を付けられてしまうのか。
そのために準備していったことや、不動産屋さんで聞かれたことなどを紹介します。
スポンサードリンク
とりあえず準備していったこと
検索してよく出てきたのは「収入が半年間なくても、家賃が払えるだけの貯金があることを証明するものを持って行く」というもの。
具体的には、最近記帳した預金通帳です。我々もこれを準備して持っていきました。
さらに、最近の仕事で振り込まれた記録も残っているので、しっかり仕事をしているという証拠にもなります。
もし気に入った物件があったら、「1年ぐらい家賃を先払いしてもよい」くらいは言おうかなと思い、そこそこの貯金を証明できるものを持って行きました。
結果としてはこれを出すことはありませんでしたが、切れるカードのひとつとして持っていった方がよいと思います。
また、我々が家賃を払えなくなった時に大事になるのが保証人です。
この準備もしっかりして行きましょう。これは会社員であっても同じことだと思いますが。
僕は前もって、弟に保証人の依頼をして、了承を取ってから行きました。
不動産屋さんで聞かれたこと
賃貸の申し込み書には、当然職業を書く欄があります。
そこには「自営業」と書きました。
しかも、勤続年数を書く欄まであります。
僕は2017年の1月にフリーランスになったので、期間的には4ヶ月ほどしかありません。
ウソを書くわけにはいかないので、それも正直に書いて伝えます。
「自営業というのはどういうことをやられているんですかね?」
当然聞かれます。
「WEBサイトの制作がメインです。2017年に独立したばかりでして。」
なので、昨年の確定申告の資料がないことも伝えます。
これらをきちんと伝えておくと、不動産屋さんは管理会社に物件の問い合わせをする電話で、その前提の話をきちんとしてくれます。
目の前で問い合わせの電話をかけてくれるので、そのやりとりが聞こえてきました。
営業さん「自営業をされていまして、はい、はい、WEBサイトの制作、ということなんですけど」
電話の向こうで、仕事や収入は大丈夫なのかを聞かれているようです。それはそうですよね。
結果として、数件内見依頼の電話をかけてもらいましたが、「フリーランスだから内見NG」という物件は、とりあえずありませんでした。
1件だけ、「自営業だったら年収1,000万ないとNG」という物件もありました。そんなに家賃が高い物件ではなかったんだけど。これは会社員だったら普通に年収が1,000万なくてもOKだったのかなあ?
スポンサードリンク
フリーランスでも借りられた
結果としては、無事に賃貸の部屋を借りることができました。
契約内容も、今まで借りてきた賃貸物件と変わりはありませんでした。
多分ですが、フリーランスが賃貸を借りられるかどうかというのは、大家さんの判断によるところが大きいと思うので、「人による」としか言えないと思います。
フリーランスの人に対して過去にイヤな思いをした大家さんは慎重になるでしょうし、必要以上に警戒する大家さんもいるかもしれません。
僕が大家さんの立場であれば、「一度貸してしまったら借り主の方が強い」とも聞きますし、やはりもろもろ懸念すると思います。
ただ、
・きちんと家賃を払っていける算段がついている
・保証人がしっかりしている
(・なんなら半年分なり家賃を前払いすることができる)
という点をきちんと説明して、証明できるものを持っていけば、思った以上に拒否されることはない、と実感しました。
賃貸の契約書にウソを書いてばれると大変(契約破棄まであるらしい)なので、くれぐれもそれはナシの方向で!
この記事も読まれています