B’zを聴きはじめて25年の私です。
今更ながら、「DINOSAUR」聴きました!
微妙に仕事が忙しかったり、旅行に行っていたりで、発売日から遅れること2週間後にようやく手にいれました。
どうでもいいけど、英語のスペルややこしいな?
実は、このアルバムを聴く前は、ちょっと不安な要素があったのでした。
何かのインタビューで松本さんが「ELEVENの音の厚さが改めていいよねって思っていて」みたいなことを言っていたのですね。
「ELEVEN」、ものすごくとんがっていて、正直、個人的にはやや苦手な部類のアルバムに入ります。
確かにものすごくロック色が強いというか、金切り音が強いというか、掴みどころがなかったというか。
もし、その「ELEVEN」寄りな雰囲気だったとしたら、ちょっと聴き込むのにパワーが必要だぞと。
(結論から言うと、ELEVENよりは抜群に聴きやすかったのでホッとしています。)
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タイトル「DINOSAUR」について
にしても、アルバムタイトル「DINOSAUR」とは。
タイトルチューンの歌詞、めちゃくちゃカッコイイですね?
「俺の本当の色を知らない」「人知れず進化する」ことを、恐竜に例えるとはさすがとしか言いようがありません。
当時、恐竜は地球上最強の動物として君臨していたわけで、そこから進化すると歌うこの曲はまさに「最先端から加速」することを体現していますね?
ただ、恐竜は絶滅しちゃうわけです。いつか絶滅しちゃうことがわかっているモノを自分たちを例えて、それでもまだまだ楽しむ(歌も歌うつもり、恋もするつもり)という余裕すら感じさせながらも、環境に適応できないと滅ぶぞと暗に危機感を煽っているのかもしれません。
人は誰しも「真似できんだろう?」という強みを大かれ少なかれ持っている、それを誇って生きてゆけ、グリーンな俺はビューティフルと後押ししてくれているようにも聴こえてきます。
アルバム一通り聞いてみての印象
アルバムを何度か通して聴いてみての印象。キャッチーな曲が少な目だな?
前作の「EPIC DAY」に比べると、メロディアスな曲が減ったという印象。
マイナー調の曲が多いというか、明るい「The Circle」というか。
サビのバックで太いギターがジャージャー鳴っている、従来の王道感があるのは「Dinosaur」「声明」くらい。それ以外は実験的な2nd beatに多そうな曲が並んだなあというか。「ルーフトップ」とか、もろ2nd曲にありそうじゃないですか?
ただ、前に本人も言っていたけど「どんな曲調やアレンジをしていたとしても、2人でやればB’zの音になる」というのは健在で、どの曲にもB’zらしさが表れています。
突出してこの曲が好きだ!というより、アルバム全体で味が出ているというか、通して聴くことに意味があるというか。
13曲中7曲、半分以上が3分台。1曲が短くて、さくさく次々曲が入れ替わるから、畳み掛けられる雰囲気があってどんどん聴き進められるのが楽しい。
稲葉節は健在で、今回の優勝作品は「それでもやっぱり」の「仲良しな時代」でしょうか。普通使わないだろ!という言葉を持ってくるあたり、あえてのダサい日本語ロックというところはついニンマリしてしまいます。
旧来からのファンとしては、この曲のこの部分、あの曲に似ている!と発見するのもまた楽しいわけでして、今回で言うと、「声明」が「MOVE」を思い出すよねとか、「弱い男」の主人公はパーフェクトライフの人と似ているよねとか、そういった楽しみもあります。
今のお気に入り曲その1
まずはこれ。Purple Pink Orange。
B’zのアルバムのお楽しみ、ミドルテンポのバラード。
正直、聴きはじめはピンと来ていなかったのだけど、聴き込むうちにじわじわとハマっていきました。
曲調は「光芒」に近い壮大系。途中て1オクターブ落とすところもたまりませんね?
昔から聴いてきた自分にとっては、イントロに若干「Survive感」があるところで泣きそう。
そして、曲の終わり方がカッコよすぎ。
夕焼けの情景の美しさを表現しているのに、なんでしょうね、この歌詞の主人公の動けなさ加減。夕焼けになぞらえてなにを暗示しているんだろう。
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今のお気に入り曲その2
鉄板。CHAMP。
イントロ、キラキラ疾走感があってワクワクしますね。サビよりAメロBメロのほうが好きかも。
歌詞の方は、強気な稲葉節が聞けます。「Dinosaur」からの流れを意識しているのかもしれません。
「CHAMP – Still Alive – ハルカ」はセットで聴きたいというか、雰囲気似てますね。頭の中で歌っていると、この3曲が混ざってしまう。3部作として捉えてもよさそうな感じ。
さて、まだまだ聴き込むと印象が変わりそうな曲が出てきそう。
まだまだこれからが聴き込み本番。楽しみます。
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