B’zのニューアルバム「NEW LOVE」を聴きました。
B’zファン歴27年になるワタクシが感じたファーストインプレッションをまとめました。
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各曲の好き度
とりあえず、3回だけ聴いてみて、感じた各曲の好き度は下記な感じ。
★★★☆☆ 1. マイニューラブ
★★★★☆ 2. 兵、走る
★★★★★ 3. WOLF
★☆☆☆☆ 4. デウス
★★★★★ 5. マジェスティック
★☆☆☆☆ 6. MR. ARMOUR
★☆☆☆☆ 7. Da La Da Da
★★★★★ 8. 恋鴉
★★★☆☆ 9. Rain & Dream
★★★☆☆ 10. 俺よカルマを生きろ
★☆☆☆☆ 11. ゴールデンルーキー
★☆☆☆☆ 12. SICK
★☆☆☆☆ 13. トワニワカク
往年のファンには、意見が近い方も多そうな気がします。
これを前提に、ファーストインプレッションをまとめてみます。
確かにNEWだ。戸惑うNEWだ。
初めて聴いた感想は「確かにNEWだった!」ということであります。
先行していた曲(兵、WOLF、マジェスティック)がメロディアスでキャッチーなものばかりだったので、この路線でまとめてくるのかと思っていました。大半のファンがそう思っていたのではないでしょうか。
ところが、正直に言うと先行曲以外は捉えどころがなくて、あれあれ? と戸惑っているうちに終わってしまいました。
ふむふむ、なんだか今までのB’zじゃないぞと。
B’zのアルバムは、シングルに負けずキャッチーな曲が多いのが特徴だったのですが、輪郭がつかめないまま全曲が終わってしまった。変化球で来た印象が強いです。
B’zがやればどんな曲もB’zになるという基本はそのままに「B’zならではの洋楽ロック」を作ったという表現がしっくり来るかな?
正直に言うと、いいじゃん! 聴き込むぞ! というより、これから聴き込んでいくと良くなっていくんだろうか? という戸惑いの方が大きかったりします。
でも通して聴いてみて、アルバムタイトルに「NEW LOVE」と付けた真意がわかった気がしました。
確かにNEWだ。
B’zからの新たな愛の世界だ。
自分たちの新たな世界へようこそ。
好きなように自分たちのやりたいものを作った結果、こうなった。
キャッチーな曲もまだまだできるけど、こういうのもいいじゃない? って提案されているようで、懐の深さをまざまざと見せつけられました。
この感覚は「ELEVEN」や「THE CIRCLE」の時に感じていたものに少し似ていて、あの時はエッジがとがった方向に振ったのだけど、今回は世界観を振ってきたというか。
ここから聴き込んでいくと、どんな感想が出てくるのか想像がつきません。
もうすこし具体的に、どこにNEWを感じたか
がちゃがちゃしていない、丁寧な大人なロックという印象を受けました。
松本さんの計算された繊細さが随所にあらわれていると思います。
メロディではなく、前奏間奏の部分で世界観をつくる曲が多いというか。
歌詞については、「オレ」が増えましたね。稲葉節といえば一人称は「僕」だったわけですが、今回は意図的にか「オレ」が増えたと思います。
「NEW LOVE」は今までのサポートメンバーを解散し、新たなメンバーを招聘して作ったアルバムであり、それが出るのは音作りの側面であります。
そのせいか、特にギターソロ周辺の雰囲気はガラッと変わったと感じました。オリエンタルで妖艶なムードが漂う曲もあったりで、今までとは違うアプローチをしていったことは想像できます。
そして多分、僕なんかには分からない、ものすごいテクニックが盛り込まれた演奏になっているのだと思います。耳の肥えた玄人が聴くと、また違って聴こえるのかな。
各曲にフォーカスしてみる
各曲について、まだ数回しか聴いていないので、ぱっと聴いた感想で。
再生回数がとりあえず、多くなりそうなのはこのあたり。らしさが感じられる、王道感のある曲たちばかりですね。
1. マイニューラブ
2. 兵、走る
3. WOLF
5. マジェスティック
8. 恋鴉
けっこういい感じ、と思いながらまだしっくり来ていない曲たち。
4. デウス
6. MR. ARMOUR
9. Rain & Dream
10. 俺よカルマを生きろ
そして腑に落ちるまでに時間がかかりそうなのが、下記の5曲。
特に11.12.13はまだピンと来ない……。
6. MR. ARMOUR
7. Da La Da Da
11. ゴールデンルーキー
12. SICK
13. トワニワカク
歌詞カードに物申す
本人がいなくても成立する歌詞カードは残念。
本人たちがもっと出てきて欲しいと思ったのは僕だけではないはず!

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新たな世界観を見せてくれたことは間違いない
B’zに期待するのは、やっぱり王道感のあるメロディアスなロックだと思います。
それらをしっかり抑えつつ、新たな世界を見せてくれたアルバムだと感じました。
ただ、長年ファンをやってきた自分でもしっくりこない部分があるので、だから合わない人もいるかもしれない。そういう意味では人を選ぶアルバムかもしれません。
でも、最近のアルバム「EPIC DAY」「DINOSAUR」からの流れとはまた異なり、変わり続けるB’zを体現してくれたアルバムになったことはひしひしと感じます。
これから聴き込んでみて、感想がどう変わっていくか楽しみです。
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