コンサドーレ札幌に大ニュース!ペトロヴィッチ監督の就任が決定的に。

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2017年の最大の目標だったJ1残留を決めたコンサドーレ札幌に、驚きのニュースが入ってきました。

ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の就任。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171201-00000001-spnannex-socc

驚きましたね…!

2017年、札幌は常に残留争いをする順位にいたものの、終盤一気に降格圏を脱出。

ジェイの加入後は、とにかくジェイに集めるサッカーで勝点を稼ぐスタイルが出来上がっていただけに、これを「札幌の形」として、来年はこの形に磨きをかけて2年連続の残留、その後に定着を目指すものだと思っていました。

野々村さんも「3年定着してからビッククラブを目指す!」みたいなことを言っていた記憶があるので、まずは固く定着を目指すのかなと。

四方田さんの堅実でスキのないサッカーは、とても札幌に合っていたと思います。四方田さんの憎たらしいほどのスカウティングがばっちりとハマった試合も数多くありました。芝生のこととか、厚別の風のこととか。

残留という目標を達成するには、なにより堅実さが大事だし、そのスタイルで結果を出した四方田さんは見事だったと思います。特に札幌はJ1では苦い経験を何度もしているわけですし、それを繰り返すわけにはいきません。

ですが、その四方田スタイルでどこまで行けるのか。その先を見据えた今回の監督人事だったのかもしれません。

ミシャといえば、広島や浦和といった強豪を率いる監督というイメージが強いですが、実は就任直後の広島や浦和はそんなに強いチームではなかったんですね。浦和に就任した当時は15位とかだったし、広島も下位に低迷していた時期の就任だったのだとか。
特に広島には一度J2落ちしていますが、翌年のJ2では圧倒的な成績でJ2優勝しています。戦術の浸透に時間はかかるのかもしれませんが、形になると強い。

また、プロサッカーという「魅せる必要もある競技」である以上、話題性も大事。来季、というか今季から既に、良くも悪くも日本のサッカーファンは、ミシャ札幌について色んなところで話題にするのではないでしょうか。

話題性づくりは野々村さんの得意とするところだし、話題がないチームよりはずっと面白い。
2017年途中のジェイの加入にもたいそう驚きましたが、さらに上を行く驚き。
しかし、ジェイも想像以上にハマったし、話題性だけの人事とも思えません。何か考えがあるのだろう、と期待しています。こういう野々村さんの面白いところに惹かれる札幌サポーターは多いと思います。

野々村さんはラジオでこんな発言をしています。
http://blog.domesoccer.jp/archives/60092132.html

『残留という山を見事に越えてくれたが、もっと大きな山を目指すとなったとき、クラブは次のことを考えなければならない。これがずっと同じ山で一定のレベルでいいとなれば繰り返しでもいいが、次の山を目指すとなった場合には(変化が)必要になる。』

ずっと残留だけを目標にしていくわけにはいかないという、力強いメッセージが感じられます。

四方田さんにはコーチとして打診をしているとのこと。
「ミシャのウイークポイントは四方田さんのストロングポイント」という表現を使って、よりチームを進化させていくという決意がみてとれますし、実現したらこんなに面白そうなことはありません。

ただ、ミシャも日本で長く指揮を取っていたこともあり、対策ができているチームが多そうなのも事実。
また、今までのチームのように豊富な資金があるわけではなく、現状の札幌の戦力をどう使って戦っているのかも見ものです。

いろんなサイトのコメントを見ても、意見は不安・期待のまっぷたつに分かれています。

今ある札幌のサッカーをベースに、どこまでミシャ式を浸透させるのか、もしくは全く新しいスタイルが見られるのか。
個人的にはもう今から来季が楽しみです。
我々は札幌の新たな時代が見られるシーンに立ち会っているのかもしれません。

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