またしても歴史に残るニュースが。
コインチェックが、不正アクセスで盗難されたNEM、約580億円相当を全額日本円で返金すると発表。
https://corporate.coincheck.com/press/4ehfiPeL
保有者数は約26万人。
1NEMを88.549円のレートで計算して返金するとのこと。
いやー驚きました。
金曜日の会見ではお葬式ムードでしたが、一転、この発表には度肝を抜かれしましたね。
驚くのはその意思決定の早さ。
1月26(金)11時半から記者会見
1月28(日)0時46分に方針発表
約24時間で方針決定。スゴイ。
会見時には、ある程度払える算段はあったのでしょうか。
コインチェックがこれだけの支払い能力を持っていたのか、誰かが裏に付いたのか。
具体的なことは開示されていないので、本当に支払えるのかまだわからないという意見もたくさんあります。
まだいつ支払われるのかも分からない状況なので、実際に返金になるまでは待つしかありません(というか、今は何もできない)。
このコインチェック、こと金に限り虚偽は一切言わぬ。
出す……! 出すが……。
今回、まだその時と場所の指定まではしていない。そのことをどうか諸君らも思い出していただきたい。
つまり…我々がその気になれば金の受け渡しは10年20年後ということも可能だろう……ということ……! pic.twitter.com/fxzvylYqQo
— ☆←ヒトデ (@hitodeblog) 2018年1月27日
また、営業再開時期は未定ですが、営業再開と同時にある程度の日本円はまとめて引き出されるはずなので、そこへの対応も気になるところです。はじめは上限設定などを設けるのかもしれません。
発表までの間、このまま倒産する、いや、最近の売上を見ると支払えるはずだ、などたくさんの意見を目にしました。それだけ、仮想通貨業の規模感が未知なものだったことが伺えます。
正直、私が考えているよりはるかにこの業界は大きくなるのかもしれない。
自分自身、ちっちゃく考えすぎていて、猛省している。 https://t.co/e3RCd8erG8— 大石哲之(Bitcoin,Blockchain) (@bigstonebtc) 2018年1月27日
今回の発表で、ある程度、悲観的な見方は払拭されたとは思いますが、「今後コインチェックを使い続ける・使ってみたい」「もう使わない」という人がどのくらいいるのか、今後の動きも気になります。
セキュリティのレベルを上げて、新生コインチェックとして万全を期して再開できるよう頑張ってほしい。
また、今回は補償できるという判断でしたが、2回目に起きた時にどうなるか分かりません。
仮想通貨の保管は各自自己責任で行わなくてはいけませんね。。
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