北九州マラソン2020レポート! 強い雨風、サブ4ならず。

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2月16日(日)、北九州マラソン2020を走ってきました!
去年に続き、2年連続同じ大会を走ることとなりました。

去年、この北九州マラソンで人生初のサブ4を達成した、相性のよい大会です。
今年はベストタイムを更新する意気込みで練習を積んできました。

しかし結果は、今年は4時間04分50秒とサブ4達成ならず

とにかくスタートから雨風が強く、途中までは粘れたのですが、門司港から小倉までの直線の向かい風にやられました。

というわけで、本記事では北九州マラソン2020のレポートをまとめます。

前日までの準備

北九州マラソンは、前日のみの受付です。
そのため、小倉に1泊することにしました。

今住んでいる糸島から、当日移動することも不可能ではありません。ですが、前日に受付をしないといけないこと、なにより当日の体のラクさを考えると、前泊して万全に臨みたい。

宿泊したのは、会場から歩いて5分ほどの「ホテル1-2-3」。
予約を入れたのは12日(水)。大会の4日前です。ギリギリでしたが空いているものです。一泊6,600円でした。

実は、一緒に出場予定だった妻が、足の負傷のため棄権となってしまったため、予約を入れてあった2人用のホテルをキャンセルし、新たに1人用の部屋を取ったのでした。

受付・EXPO

前日の2月15日(土)に、受付会場へ。

小倉駅からは徒歩10分弱のところにある、西日本総合展示場が会場です。
駅から会場まではスタッフの方が立っていてくれるので、迷うことはないと思います。

到着したのは17時ころ。

受付で、事前にメールで送られてきていたQRコードを見せ、ゼッケン等を受け取ります。

会場にはコースマップや、各エイドでの給食などの展示も。

また、各スポンサーのブースでの写真撮影や、オリジナルのTシャツの販売等、エリアは狭いながらたくさんのブースが出ていました。

その後、宿泊地である「ホテル1-2-3」へ移動。
小倉駅からモノレールで2つ先の駅の前にあるホテルですが、全然歩ける距離です。

移動中にドラッグストアに寄り、OS-1(経口補水液)を調達。

チェックイン後、少し休憩して、夕飯のために外出。
夕飯後にコンビニで翌日の朝食を調達。

22時ころには就寝しました。

当日の準備

スタートの9時に合わせて、朝5時に起床。

朝食はコンビニで買ってあった下記を食べます。
・おにぎり3個
・ウィダーインゼリー的なもの
・大福(あんこ以外の部分)
・OS-1

窓の外は小雨。
天気予報によると、お昼過ぎまでは雨が続き、午前中は暖かいものの、だんだん気温が下がるとのこと。

ウエアに悩みましたが、窓を開けてみてもそこまで寒くはなかったので、半袖&アームウォーマーで走ることに決定。

当日のウエアは下記です。
・ラン用半袖シャツ
・アームウォーマー
・ラン用アンダーパンツ
・ヒートテックタイツ
・ラン用短パン
・ポンチョ(EXPOでもらったもの)
・ラン用5本足ソックス
・手袋
・キャップ
・ガーミン

・フリップベルト(下記を入れる)
 ・メダリスト(アミノ酸)3袋
 ・shotz(エナジージェル)3袋
 ・BCAAアミノ酸1袋

・手書きのレースペースチャート

8時にホテルを出発し、会場へ移動。
トラックが並ぶ荷物預かり所で荷物を預け、スタート地点へ移動します。

レースの様子

スタート前には、増田明美さん、宗茂さん、君原健二さんなどゲストからの応援メッセージがあり、なごやかな雰囲気でスタート。

この時点でも天候は小雨。
「このくらいなら普通に走れそうだな」くらいの感覚です。

0-10km(キロ5分48秒目標)

序盤はどうしても団子状態でスピードは全く上げられず。
初めの1kmでは6分52秒もかかってしまいました。

これはいつものことなので、焦っても仕方ありません。
3kmあたりから、ようやく目標スピードで走れるようになってきました。

5kmくらいからはスピードに乗れてきたので、序盤の遅れを数秒ずつ取り返します。
でもちょっと頑張りすぎてしまったかな。5分48秒ペース目標のところを5分35秒くらいで走ってしまいました。

10-20km(キロ5分36秒目標)

このあたりから雨風が強まります。
ポンチョが風に煽られてバタバタ。横殴りの強風に、強い雨の中、帽子を飛ばされないように気をつけて走ります。

道路には水たまりができ、どうしても避けられない水たまりには足を突っ込んでしまい、シューズの中はぐちゃぐちゃに。

それでも沿道にはたくさんの応援の方が。ランナーより寒くて過酷なのに、応援がありがたかったなあ。

天候が悪かったものの、意外と足は動き、5分36秒目標だった区間を5分30秒くらいのスピードで走ってしまいました。

想定より早いスピードで走るのは、後半が持たない可能性があるので危険なのですが、雨のせいで足が冷やされたのか思ったよりラクだったこともあり、体が動くうちに序盤の遅れを取り戻したい一心で足を運びます。

20-30km(キロ5分30秒目標)

小倉駅前から門司港までの直線に入ります。

ここは20km地点の小倉駅前から、30km地点の門司港まで行って折り返す区間。

雨は少し弱くなっていましたが、風が強く吹いていました。
今までと違うのは、この区間で完全に追い風になったこと。

折返しの門司港まではほぼ直線。つまり、門司港からの帰り道は、強風の向かい風ということになります。

走りながら、この追い風に乗ってスピードを上げるか、温存しながら走るか悩みました。
「この強風を受ける復路はヤバい、往路で稼いでおこう」と判断。

キロ5分30秒目標の部分をキロ5分20秒ほどのスピードで。
これは実力以上のスピードです。追い風に乗って走るのは気持ち良いのですが、これが裏目に出ましたね。

30km-ゴールまで(キロ5分30秒目標)

折返し地点の門司港から、ゴールまでの小倉までは地獄でした。

予想通り冷たい強風。加えて、足が限界突破。

33km地点くらいまでは、なんとか5分30秒ペースを保てたのですが、そこからズルズルとスピードダウン
一気にキロ6分ほどのスピードとなり、最後の2kmはキロ7分30秒という情けないスピードに。

でもこれが限界でした。周りから見たら、走っているのか歩いているのか分からないフォームだったと思います。本人は一生懸命走っているのだけど。笑。

結果、4時間04分50秒でゴール。

持参したレースペースチャートもぐちゃぐちゃに。ゲルインキで書いたので、水に溶けなくてよかった。

もろもろ感じたことなど

▼前半に飛ばしたツケは確実にやってくる

序盤の遅れを取り戻したい気持ち、向かい風の前にタイムを稼いでおきたい気持ち、いずれも焦りから、30kmくらいまでで足を使ってしまった感があります。

練習ではいい感じで課題をクリアできていたので、もしかするとこのまま走りきれるかもという微かな自信がありましたが、そう甘くはありませんでした。

35km地点で、「あと7kmもある」という絶望感。ここからキロ6分で走ればサブ4を達成できるタイムでしたが、それすら保つのが困難でした。

▼応援が素晴らしかった

大雨&強風にも関わらず、沿道の応援がすごかった!
ランナーは好きで走っているから雨に濡れるのは仕方がないものの、走っていればそこそこ体温があがります。でも沿道の方はそうはいきません。

寒い雨の中で応援してくれて、めちゃくちゃ大変だったと思います。

▼エイドの給食が美味しかった

食べたのはハニージンジャースノーボール、たこめし、ぼたもち。

スノーボールはサクッとした食感のお菓子。一口サイズで食べやすいし、ホロホロ崩れるので消化も良さそう。

たこめしは、ダシの効いた混ぜご飯。甘い給食が多い中で塩気のあるものは嬉しい。ただ、サランラップでくるまれていたので、かじかむ手でそれを広げるのが一苦労でした。

ぼたもちは、腹にたまる系。案外ボリュームがあり、ぽいと口に入れたあとに飲み込むのが大変でした。

▼筋肉痛以外の故障はほぼナシ

良かった点は、筋肉痛以外の故障がほぼなかったこと。

今までのフルマラソンでは、爪が黒くなったり、足の裏に水ぶくれができたり、なんらかの負傷が発生していたのですが、今回はそれがありませんでした。

何も故障がなかったのは、フルマラソンでは初めてのことで自分でも驚いています。

おわりに

目標だったサブ4が達成できなかったのは残念。
天候のことが気になり、稼げる時にタイムを稼いでおこうと、前半〜中盤でペースを上げたのが敗因だったかなあ。

しかし、前半で抑えていれば後半粘れたのか? もしくは同じ結果になったのか。

練習は積めていただけに残念ではありますが、この経験を頭に入れつつ、また来シーズンに向けて練習していきたいと思います。

大会自体は、応援も熱く、コースもほぼフラットで走りやすい、とても良い大会だと思います。
今のところ、今までのフルマラソンの中で一番気に入っている大会かなあ。
人気のある大会なので抽選になりますが、来年も申し込んでしまうと思います。笑。

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