【2020年J1第4節】札幌vs湘南。0-0ドロー。ミシャ勝負の4枚替え。ドドはJデビュー。

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2020年J1第4節、アウェイBMWスタジアムにて、湘南ベルマーレ戦です。

スタメン

武蔵が怪我で欠場。シャドーには駒井が入ります。
前節、ジェイも怪我で途中交代していましたが、今節はケロッとスタメン。
CBの真ん中には田中が初スタメンで登場です。

GK 1 菅野 孝憲
DF 3 進藤 亮佑46′
DF 32 田中 駿汰
DF 5 福森 晃斗
MF 19 白井 康介
MF 27 荒野 拓馬46′
MF 8 深井 一希46′
MF 4 菅 大輝
MF 14 駒井 善成
MF 18 チャナティップ46′
FW 48 ジェイ78

GK 29 カウィン
DF 20 キム ミンテ78′
MF 10 宮澤 裕樹46′
MF 30 金子 拓郎46′
MF 31 高嶺 朋樹46′
MF 7 ルーカス フェルナンデス
FW 33 ドゥグラス オリベイラ46′

試合結果

0-0のドローとなりました。

前半は面白いようにダイレクトパスが繋がる、見ていて楽しいプレーが頻出。
流れはコンサドーレにあり、得点するのは時間の問題のように見えましたが、最後のところが決めきれず。

後半に入ると、ミシャ勝負の4枚替え。

進藤→高嶺
深井→金子
荒野→宮澤
チャナ→ドド

駒井が右CBに降り、ドドと金子のシャドー、高嶺と宮澤のボランチの新布陣です。
ドドはこれでJデビュー。

金子と高嶺の推進力、ドドの高さと勢いというパワー主体のチームとなり、荒削りながら面白いサッカーを展開となりました。

湘南もさすがに走ってくるチームなので、後半にはそのチームカラーを遺憾なく発揮。
後半はお互い走りながらガッツリ当たる、さながらアクション映画を見ているような迫力でした。

試合こそ0-0のドローで終わりましたが、どちらが勝ってもおかしくない見応えのある試合となりました。

トピックス

新・守護神菅野

ソンユンが兵役のためにチームを離れ、今年から正GKの座についた菅野。
昨年、ソンユンの体格を生かしたスーパーセーブをたくさん目にしてきただけに、菅野のサイズには不安を感じていました。
しかし、それは杞憂でした。

セービングはもちろん、目を引くのは最終ラインからのビルドアップにおける、パスのクオリティの高さ。
ソンユンもだいぶパス回しは上手くなってきましたが、こうして見ると菅野の方が一枚上手ですね。

後ろから組み立てるミシャサッカーには、むしろ菅野のほうがハマっているのではないかと思わせるパフォーマンスです。逆に、それでもソンユンを起用していたということは、ソンユンの総合力恐るべしですが。

菅野が先発した3試合で失点は1。
後ろで小柄な菅野がどっしりと構えている今年のコンサ、一味違うところを見せてくれそうです。

ポリバレント駒井

シャドーの位置でスタメン。
ハーフタイムで4枚替えの後は、右CBに入りました。トレーニングマッチで試したといわれる右CBです。進藤のライバルが駒井になるとは。さらに、ミンテinの後は再度シャドーへ。

駒井は、この他にもボランチも右サイドも高いクオリティでこなせるスーパーな選手。札幌には複数ポジションをこなせる選手が多いですが、ここまでできるのは駒井と早坂くらいでしょう。

心配なのは膝の状態。本人は「試合をこなせばこなすほど調子は上がっていく」と言っているので、もくろん今後にも期待したいところですが、無理はダメゼッタイ。
昨年、深井が休み休み復帰したように、駒井も無理なときは休むようお願いしたい。

ミシャ4枚替え

ハーフタイムの4枚替え。今年しから見られない4枚替え。

進藤→高嶺 深井→金子 荒野→宮澤 チャナ→ドド

4枚変わると、さすがにガラッとスタイルが変わります。

後半の前線は金子、高嶺、ドド、ジェイと前を向くマンの布陣。高さあり、推進力ありで、ダイレクトパスパスが優雅につながった前半とはまた違った、パワーのある後半になったと思います。同じミシャサッカーでもこう変わるのかと感心するほど。

特に金子の前への推進力が印象的でした。
とにかくどんな状況でも前を向く姿勢が、チームにパワーを与えてくれたと思います。

今のコンサは複数ポジションをこなせる選手が多いので、ベンチも状況に応じて柔軟に対応できて良いですね。

ドドJデビュー

今季から加入のドド、早くもJデビューを果たしました。
トレーニングマッチでは複数得点を決めていましたが、プレーを見るのは初めてです。

さて、その印象は…というと。
・体が大きいけどパワー活かしたプレーより、周りを活かそうとするプレーが多い
・案外足元がうまそう
・高さは武器(ジェイのポストに当てたミドルへの落としは良かった)

といった感じで、意外とパワーでゴリゴリ行く感じではなく、周りに生かし生かされというプレーが多い。ボールを持ちすぎることもなく、風貌とは違って(失礼)、「オレがオレが」のタイプではありません。

ジェイとのコンビネーションが良かったことから、この2人でのチャンスメイクも多くなるかもしれません。

前線は競争が激化していますが、どこまでやってくれるか楽しみです。

今後の予定

ここまでアウェイ4試合で2勝1敗1分。勝ち点7で8位につけています。
いつも開幕付近のアウェイではなかなか勝てないコンサドーレ、今年は幸先良いのではないでしょうか。

次節の仙台戦でアウェイの連戦は終了。いよいよホーム開幕がやってきます。
7月は残り3試合です。

18(土)仙台-AWAY
22(水)FC東京-HOME
26(日)横浜FM-HOME

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