10月7日(火)。本日もドブロブニク観光。
この日は旧市街を山から見るためにケーブルカーでスルジ山に登る。その後、城壁を歩いてドブロブニク観光。
スポンサードリンク
快晴!
雨の予報だったはずなのだが、朝起きてみると快晴!かなりの気温の高さだ。

ドブロブニクには3泊の予定で、そのうちの2泊をホテルベルビューに宿泊、もう1泊はヒルトンに予約をしていた。
本日は午前中にベルビューをチェックアウトし、ヒルトンに徒歩で向かう。
ヒルトン
ヒルトンは旧市街のピレ門の目の前にあるホテルで、抜群の立地だ。
ドブロブニク滞在3日間のうち、1日はいいホテルに泊まろうと予約していたホテルで、いい値段のするホテルだ(ただ、前泊のベルビューが素晴らしすぎて3連泊しても良かったなと思ったくらい)。
ヒルトンに着いたのは11時前。予約票には「14時くらいのチェックイン」と記載されていた。
受付で荷物だけ預かってもらえないか聞いた所、もう部屋が準備出来ているので使ってくれとのこと。
ヒルトンは2棟に分かれていて、我々が泊まったのは受付がある棟とは別の棟だった。
部屋はやたらと広かった。広いのはいいが、少しガランとした印象もあった。

ケーブルカーでスルジ山に登る
荷物を置いて準備ができたら、早速ケーブルカー乗り場に移動する。
スルジ山からドブロブニクを眺めるためだ。
ガイドブックで調べていたケーブルカー乗り場に向かって歩くと「CABLE CAR」という看板のあるチケット売り場らしきお店を発見。
中に入って聞いてみると、「チケット売り場はここではない、さらに上にある」的なことを言われる。
きっと1日に何度も聞かれるのだろう、かなり無愛想で無表情なお姉さんだった。我々の他にもたくさんの観光客が問合せをしていた。
ここにこんな勘違いされるような看板出さなければいいのにね…と思いつつ、さらに上にあるケーブルカー乗り場を目指す。
ケーブルカー乗り場はすぐに見つかった。
遠くからでもケーブルカーが目視できるので、迷うことはないだろう。

乗り場はそこそこの行列で15分くらい待っただろうか。
受付でチケットを購入。1人60クーナ。日本円で1,000円ちょっと。
ケーブルカーに乗っている時間は3〜4分。あっという間に山頂に到着。
スルジ山から見るドブロブニクは絶景すぎる
山頂から見るドブロブニクは絶景。絶景すぎる。

建物の屋根のオレンジ色と、樹木の緑と、海の青の組み合わせが美しすぎる。この色の組み合わせを考えたのは誰だ。本当に天才だ。本当に感動だ。
これを見るためにここに来る観光客が大勢いることを肌で実感できる。
ドブロブニクに来たら絶対にこのケーブルカーには乗るべき。
街の景観条例のようなものもあるのだろう。これを維持していくのは大変な苦労もあるだろうと思うが、本当に素晴らしい景観だ。
山頂のレストランで休憩
山頂に着いてしばらくウロウロしたあとに、レストランで休憩。ここもオープンエアだ。
たくさんの人がビールやコーヒーを飲みながらくつろいでいる。
お店の人たちはトレードマークに白いカウボーイハットのようなものをかぶっている。みんな笑顔でとても気持ちがいいレストラン。
ここではハンバーガー、アイスコーヒー、ビールを注文。

天気が良くて、旧市街を見下ろしながらの昼食は最高。バカンスを絵に描いたようなシチュエーション。
登山道を徒歩で降りる
「山を降りるのに徒歩の登山道があるらしいよ」と嫁殿が言う。
天気も良いしハイキング気分で歩いて降りてみるか、と降り口を探す。
山頂をウロウロしてようやく登山道を見つけたのだが、かなり険しい砂利道だった。
想像していたのは気持ちのよい緑の山道だったのだが。ここまで来たら歩いて降りるしかない、と歩き始める。
砂利はかなり鋭角な石で結構足に来る。ジグザグに折り返しながら山道が続く。

折り返し地点には大きな石版が置いてあり、石版に数字が刻んである。
その数字は15くらいから数が減っていき、1になると山道が終わり到着となるようだった。

ただ、山道はしんどいのだが、この山道からしか見えないドブロブニクの風景もあり、ある意味美味しい(?)スポットでもある。
我々とすれ違うように登ってくる人もポツリポツリといる。
中にはこの険しい砂利道をサンダルで歩いている人もいる。修行のようだ。
ようやく舗装道路に出る
砂利道が終わると土の道になり、すこしホッとする。
さらにしばらく歩くと、ようやく国道に出る。
舗装道路になり、ようやく一息ついたのもつかの間…。
そこから今度は険しい下り階段の路地が続く。旧市街地の周りにある住宅地は急斜面に建っているのである。
山の方から旧市街地に向かうと、ほとんどが下り階段なのだがそれでもしんどい。
向こうから登ってくる住人の人たちも休み休み歩いている。

しかし、これを人間の手で作ったということが何より感動。
ここに住むということもすごい。階段が生活の一部になっているのだろうが、毎日こういう生活ということがなかなか想像しきれない。
この環境を維持するために色々な努力や苦労があると思うが、それも超観光地に住む宿命なのかもしれない。
各住宅にはキレイな花がところどころに咲いていて、癒やされながらひたすら階段を下る。
軽い気持ちで徒歩下山を始めたが、思わぬ運動となってしまった。
ようやく旧市街地に到着
山頂から約1時間20分、ようやく旧市街地に到着。
天気は快晴でとにかく喉が乾いていたので、カフェに入りビール休憩!
運動のあとのビールはうまい!
ビールを飲んでいると、カフェの店員さんが物珍しそうに僕のiPhoneを指さし「それはiPhone6か?」と聞いてきた。
聞いてみると、クロアチアでの発売はまだ先で今は手に入らないらしい。
こういう小さなコミュニケーションが嬉しかったりするのだが、このような時に英語がもう少しできたら楽しいのだろうなあと痛感する。
スポンサードリンク
旧市街地の城壁を歩く
休憩を終えて、城壁へ移動。
ドブロブニクの旧市街地は城壁に囲まれている。有料だが、その城壁をぐるりと歩いて一周することができる。一周約1時間。入場料は100クーナ。
入り口は三箇所あり、その入口でチケットを買う。好きなところから入り好きなところから降りることができる。
城壁は意外と高さがあり、旧市街地にある建物の屋根を見下ろすことができる。ここからの景色もまたかなりの絶景だ。
海を背景にしたオレンジ屋根の連なりがとても美しい。城壁が前方にすらっと続く感じもたまらない。

老若男女、いろんな国の人が歩いていた。
城壁上の道は結構狭く、途中には険しい階段もある。また、道の途中には休憩のできるお店や水を売る売店がある。

たっぷり1時間、360度角度を変えながら、上空からの旧市街地を堪能した。
夕食はオルハンへ。ちょっと期待はずれのレストラン。
まだ17時半ころだったが、たくさん歩いてお腹がすいてしまったので早めの夕食を食べに。
ガイドブックで見て美味しそうだった「オルハン」へ。
さすがにこの時間ではお客さんはまばら。1〜2組いた程度。
イカスミのリゾット、マグロのサラダ、クロダイのフィレをオーダー。
が、リゾットは少し固く、マグロのサラダはほぼツナ缶で盛り付けが雑、クロダイは味が薄い、などなど全部イマイチ。
しかも、全部の料理が一緒に出てくる、取り皿がない、飛んでいる虫が多い(半分外なので仕方ないとは思うが)などなど、けっこうな残念感。

観光客相手で放っておいても人が来るからかもしれないが、もう少し努力した方が良いのでは?と感じてしまった。こういう残念なことの方が記憶には良く残るのだけど。
あまり余韻を楽しむこともなく、食べ終えたらすぐに退店。
このお店には期待して行ったのだけどなあ。期待が大きすぎたのだろうか。
ホテルへの帰り道に、ちいさなお店でポテトチップ、オレンジジュース、ビール、ワイン、水を購入。
部屋に戻って軽く飲み直し。
23時半ころに就寝。
翌日はドブロブニク最終日。夜明け前の早朝散策を予定。
【4日目】スルジ山から街を眺め、城壁を歩く!ドブロブニクの絶景を堪能!
この記事も読まれています